Photo by Yasushi Mori
きゃりーとアートディレクターのSTEVE NAKAMURA氏がメディア内覧会で語った、アートワークへの想いをリポート! 2016年は、きゃりーぱみゅぱみゅにとってデビュー5周年のアニバーサリーイヤー。
これを記念して、今年は“日本の元気をさらに世界に伝えること”をテーマに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内の「クールジャパン2016」で開催されたアトラクション「きゃりーぱみゅぱみゅ XRライド」の制作をはじめ、初のベストアルバム「KPP BEST」のリリース、3度目となるワールドツアー「KPP 5iVE YEARS MONSTER WORLD TOUR 2016」の開催、海外アーティストとのコラボレーション、初となるアートワーク展の実施など、様々な企画に挑戦する“5つのたくらみ”を進めてきました。
この“5つのたくらみ”のひとつ、アートワーク展「KYARY PAMYU PAMYU ARTWORK EXHIBITION 2011-2016」がラフォーレ原宿で12月16日(金)から25日(日)まで開催されます。これまでリリースした全18タイトルのCDジャケットデザインをはじめ、CDアルバムに付属のフォトブックから未公開画像を含む約100点以上の作品や、CDジャケットで本人が着用したコスチューム、ウィッグを一挙に展示。
さらに、ジャケット写真が動き始めるインタラティブな体験スペースも設置するなど、今や世界中で認められるアート性の高いきゃりーぱみゅぱみゅの世界観を、「見て」「感じて」楽しめるユニークな企画展に仕上がっています。
本展覧会のクリエイティブディレクターを務めるのは、2011年のデビュー当時よりきゃりーの作品のアートディレクターを務めてきたSTEVE NAKAMURA氏。きゃりーの5年間の集大成にして、NAKAMURA氏のアート作品展でもある本展覧会の開催に先駆け、12月15日(木)にきゃりーとNAKAMURA氏を招いたメディア内覧会が開催されました。
内覧会では、きゃりーがこれまでのアート作品を振り返り、「初期作品の自分を見ると、目が凄くとんがっている印象を受けました。最新のアートワークは、表情が丸くなっている気がしますね」と激白。
一番印象に残っている作品については、デビューミニアルバムで『ミュージック・ジャケット大賞2012』にも輝いた「もしもし原宿」を挙げ、「原宿で大きな広告になったとき、見た人から怖い!気持ち悪い!と言われましたが、『しめしめ』と思いました(笑)。ビジュアルが目にとまり、どんな音楽かな?と興味を持ってもらえたので良かったです」と語りました。
トークセッションでは、NAKAMURA氏が今回の展示物について、「CDジャケットだった作品を、今回の展示のために1m〜3mのサイズに引き延ばしてみたのですが、大きくして見たとき、こんなに細かいところまでこだわって作っていたんだなと改めて思いました」と語ります。
