2016.12.12 公開
柴咲コウが東京・大阪2日間だけの超プレミアムライブを開催!「やりたいことをもっともっと明確にして、突き詰めて、具現化していきたい」

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ここで彼女は、「ずっとビルボードでライブがしたかったので、今回、ここで歌うことができて幸せです」と話し、「小編成でやるとより一層、一字一句に奥深さを感じるし、感情移入しやすいと思います。できれば来年も、物理的にも、心理的にもお客さんと近い距離でやりたい」と続けた。

次のライブが決まっているわけではないが、さらに「カバーさせていただいたことでより一層、歌うことに対して責任を持つようになったし、お芝居を重ねていることもあって、歌にどれだけの表情をつけて、感情を乗せて、みんなに届けることができるのかを真摯に考えているので、そういう場ができたらいい。歌の活動も、お芝居の活動も、いいタイミングで、自分のできる範囲で、真心を込めて向き合って、きちんとした形で発表できたらと思っています。これからも応援よろしくお願いいたします」と意気込みを語った。

そして、アカペラで歌いだした「テルーの唄」(手嶌葵)では少女のように純粋な一面を見せ、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起』の主題歌として今年の5月にリリースされた「永遠のAstraea」、そしてドラマ「ガリレオ」の主題歌「最愛」と、オリジナルのコラボ楽曲を続けて披露し、「本当に歌が好きだなと思います。もっともっと磨いていかないといけない部分もあるけど、気持ちを込めることは絶対に負けない」と、歌に対する情熱を実感を込めて伝えた。

続けて、ピアノが弾むポップナンバー「夢の外へ」(星野源)を歌い始めると、ステージ後方の幕が開き、イルミネーションが照らされた通りの風景が広がった。演出らしい演出といえばこれだけだが、彼女の歌を聴きながら、1枚の窓で区切られた外の世界を見ることで、夢のような世界から現実への緩やかな帰還を感じた人も多かっただろうし、ここではないどこか別の世界へと思いを馳せた人もいたのではないかと思う。

最後に、観客に向けて笑顔で手を振りながら、「また会いましょう。みなさん、またきてくださいね」と再会の約束をし、充実した表情でステージを後にした。

なお、大河ドラマ「おんな城主 直虎」はいよいよ、2017年1月8日から放送がスタートする。1年以上に及ぶ連日の撮影があるため、音楽活動における次の明確な予定は決まってないが、彼女の言葉を信じ、その動向をゆっくりと見守りたいと思う。

(文:永堀アツオ)

■セットリスト
Ko Shibasaki billboard Acoustic Night
2016年12月4日 ビルボード東京 1st STAGE

M1「白いカイト」
M2「ただ泣きたくなるの」
M3「素直」
M4「永遠」
M5「3月9日」
M6「野性の同盟」
M7「サヨナラ」
M8「テルーの唄」
M9「永遠のAstraea」
M10「最愛」
M11「夢の外へ」

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