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1997年、Charaの5thアルバムとしてリリースされた『Junior Sweet』は、彼女の存在を広く知らしめた作品としてミリオンセラーとなった。
そしてデビュー25周年を迎えた2016年には『Junior Sweet』のリマスター盤がリリースされ、このアルバムを携えた『Junior Sweet"Intimate interlude tour』を開催。今回はその追加公演となったツアーファイナルの様子をレポートする。
場内が暗くなり、鳥のさえずりをBGMにバンドメンバーとCharaがステージに現れる。アルバム『Junior Sweet』のジャケットのイメージをさらに華やかにしたような、Charaらしい個性的なファッションに目を奪われながらの1曲目は『私はかわいい人といわれたい』。ギターを抱えるCharaが、グルービーな旋律を紡ぎだす。
「ファイナルだー!元気ぃ?みんなは親密な関係のお友達?知ってる?(ツアータイトルにも付いている)Intimateって"親密な関係"の時に使う言葉なんだよ。ここにいる人は、Charaと付き合ったことあるよ!っていうくらい親密な関係なんだからね」そう話すCharaに、Sold outになった超満員の会場から歓声があがる。
ドラムソロから印象的なベースのリフへ続く『勝手にきた』では「普段出さない声出して行こうよ!Woo!Aw!」とウラ声でシャウト。続く『どこへ行ったんだろう?あのバカは』では「私、ピック使えないの知ってる?」と照れながらも再びギターを抱え、イントロを自らソロでプレイ。オーディエンスに手拍子を求めて盛り上げた。
しっとりと聴かせるミディアムナンバー『タイムマシーン』では曲のタイトルどおり、誰もがこのアルバムがリリースされてからの月日に想いを馳せていたことだろう。続いてキーボードの弾き語りで『花の夢』を披露。
