2020.10.31 公開
初日はTHE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZが登場! 「LIVE×ONLINE INFINITY “HALLOWEEN”」

「LIVE×ONLINE INFINITY “HALLOWEEN”」  画像 1/7

第三の部屋は、「氷結の部屋」。その佇まいはまるで人形の館。崩れ落ちていく氷の欠片のように、新曲「High Fever」のイントロがキラキラと降り注ぐと、FANTASTICSの時間が動き始めた。「High Fever」のMVでは80年代風エレクトロポップサウンドに似合うカラフルな衣装を着用しているが、今回は堀夏喜が考案したという紫のシャツスタイルでイメージチェンジ。風を受けて妖艶に揺らめく衣装が、パフォーマーが繰り広げる高速ユニゾンダンスの激しさを物語る。クラシカルな世界観から一転、無数のレーザービームが頭上から差し込むと、デビュー曲「OVER DRIVE」へ。八木勇征の豪快なシャウトから始まった『Can't Give you Up』では、フェンスに囲まれた通路を前進しながら踊ったり、カメラにアピールしたりと、オンラインライブならではの多彩なカメラワークとフォーメーションが光っていた。なお、「Tumbling Dice」では、テーブルとイスを用いた新しい演出にも挑戦。おそらく、爽やかな印象の強い彼らがテーブルの上に立ち、挑発的な視線を送る姿に驚いた人も多いのではないだろうか。だが、「High Fever」のMVを観てもわかるように、小物使いの上手さや表情の振り幅もFANTASTICSの大きな魅力なのだ。

 本編中盤からは、グループの垣根を越えて、3組の世界観が少しずつ融合していく。まず、バラードブロックの1曲目を飾ったのは、THE RAMPAGE「FEARS」。山本彰吾と岩谷翔吾のペアダンスなどMVを彷彿とさせるTHE RAMPAGEのパフォーマンスに対して、FANTASTICSは「Hey, darlin'」をモノクロで表現し、シルエットの美しさが映える演出に。グループとしてはアグレッシブな面がフィーチャーされがちなBALLISTIK BOYZは、玉座のようなイスに腰掛けたボーカル陣(日髙竜太、加納嘉将、深堀未来、砂田将宏)がR&B調のラブバラード「Strangers」を丁寧に歌い上げる。一方、ボーカルのみが出演するブロックの1曲目は、中島颯太の甘く柔らかな歌声と、八木勇征のパワフルなロングトーンが心を奪ったFANTASTICSの「The Only One」。BALLISTIK BOYZの「Crazy for your love」は4人のハーモニーが甘酸っぱい余韻を残し、THE RAMPAGEの「INTO THE LIGHT」は、RIKUのエモーショナルなハイトーンと吉野北人が持つピュアな透明感、川村壱馬の芯の強い低音が混ざり合い、神々しいまでの光を放っていた。PSYCHIC FEVERのダンスパートを挟んで突入したラップブロックでは、BALLISTIK BOYZ奥田力也、海沼流星、松井利樹が3者3様のフロウで「HIGHWAY」を彩る。THE RAMPAGEのLIKIYA、神谷健太、山本彰吾浦川翔平、鈴木昂秀からなるHIP HOPユニットMA55IVE THE RAMPAGEは「No.1」を通して画面越しに視聴者を煽り、パーティーブロックへと繋いだ。

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 後半戦は、THE RAMPAGEFANTASTICSのパフォーマー、BALLISTIK BOYZの総勢26名によるパフォーマーショーケースからスタート。THE RAMPAGEのボーカル3人と陣、山本彰吾、岩谷翔吾、浦川翔平武知海青、後藤拓磨、FANTASTICS佐藤大樹木村慧人BALLISTIK BOYZ深堀未来奥田力也が競演した「New Jack Swing」を皮切りに、豪華コラボが続く。」Front Burner」には、原曲を歌うBALLISTIK BOYZの7人に加えて、THE RAMPAGEのLIKIYA、神谷健太、藤原樹、鈴木昂秀、FANTASTICS世界、瀬口黎弥が参加。「WHAT A WONDER」には、FANTASTICSのボーカル2人と澤本夏輝、堀夏喜、THE RAMPAGEの与那嶺瑠唯、長谷川慎、龍、BALLISTIK BOYZの日髙竜太、松井利樹が参加。バラエティに富んだソロダンスと、3組のレアな組み合わせにコメント欄はにぎわった。

 『シブザイル』(Abema TV)のMCコンビ・佐藤大樹と陣が進行するトークコーナーでは、ファン投票で選ばれたメンバーによるコスプレコレクションも開催された。BALLISTIK BOYZ深堀未来奥田力也は昔ながらのツッパリカップル、FANTASTICS世界木村慧人はお笑い芸人の“ですよ。”に変身。こだわりの強いTHE RAMPAGEチームは、山本彰吾が『NARUTO -ナルト-』の我愛羅、最強の肉体を持つ武知海青が『ONE PIECE』のロロノア・ゾロになりきり、その完成度の高さにメンバーからも「おぉ~!」と声が挙がる。初音ミクに扮した鈴木昂秀と猫の着ぐるみを着た藤原樹も、キュートに手を振りながらランウェイを歩いた。ちなみに、ランウェイシーンで使用した楽曲のリミックスを手掛けたのは、日頃からパンチの効いたコスプレに定評のあるDJ SHOHEY(浦川翔平)。そこで次のコーナーでは、ムードメーカー・DJ Sho-Heyのプレイに合わせて3組の人気曲をメドレー形式でお届け。リハーサル期間にグッと距離が縮まったというメンバーたちは、楽しそうにじゃれ合いながらリズムを刻んだ。

 ここで、グッズのTシャツに着替えた3組がステージに再集結。吉野北人は「1日早いですけど、ハッピーハロウィン!」とはしゃぎ、川村壱馬は「熱も冷めやらぬところで次の曲がラストになってしまうかもしれない......。最後かもしれへんねんけど、最後まで楽しむ元気は残っていますか!?」と視聴者に問いかける。その後、仲間とライブができる喜びを噛みしめながら「銀河鉄道999」をカバー。2時間にわたって駆け抜けた濃密な本編が終了した。

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