2020.10.03 公開
その後もファンからの人気が高いバラード曲「JEWEL」「Mad World」を披露し、浜崎のステージは加速し続ける。
後半ブロックは「talkin' 2 myself」から始まり、「WE WISH」「SIGNAL」など、こちらもまたライヴレア曲を惜しむことなくパフォーマンス。本編ラストの「Love song」まで全身全霊で一気に歌い上げた。
アンコールブロックでは「independent」「Trauma」「Boys & Girls」などのヒット曲を連発。
そして最後の曲「MY ALL」ではファンから予め募集していた、このTROUBLEツアーでの思い出の写真の数々がバックモニターに映し出され、本来であればこの場所の空気を、音を、振動を共に感じていたであろうファンたちの姿をステージ上に登場させ、浜崎と共演させるという粋な演出が行われた。
たくさんのファンの笑顔を見つめながらどこか安心したかのように優しい表情を見せて歌う浜崎の姿を見て、改めて浜崎あゆみのステージはファンと一緒にいてはじめて完成するものであるということを実感させられた瞬間だった。
この日、客席の1席1席にツアーグッズであるピンク色に光るうちわが設置され、普段のライヴ同様”ピンクの海”が一面に広がった光景や、こだわり抜かれたステージ照明、演出、パフォーマンスの全ては、無観客だからと言って妥協されているものは何ひとつ無く、さらには、オンラインライヴならではの趣向もふんだんに施され、画面越しに再会を果たすファンのことを想ったayu渾身のステージとなっていた。
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