2016.11.20 公開
本編中盤、「痴人の愛」等が立て続けに披露された箇所では、リフや歌声の一瞬一瞬に込められた凄まじい“気”のようなものが伝わってくる。これもまた、聴く者の想像力を刺激する文学的な歌詞と、3人の血の通った演奏の為せる業なのだろう。
ナカジマの元気ハツラツの「超能力があったなら」を皮切りに、本編は終盤に突入。次々と怒涛の爆音を響かせ、最後はお馴染み「針の山」がフロアに至高のグルーヴを生み出す。観客が満面の笑みを浮かべてこの曲のフィニッシュを体感する頃、時計は午後8時20分を指していた。
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