「続いてはヒットメドレー!」石井の掛け声から大ヒット曲『君がいるだけで』のイントロが始まったと思いきや「君!いるっ!」で終了。ガクッときたところで、続いて流れてきたのは『浪漫飛行』のイントロ。さっきみたいに、またすぐ終わらせちゃうんじゃないだろうなぁ…という不安をよそにしっかりとフルで楽しませてくれた。
ここで笑い声を響かせながら登場したのはジェームス小野田。米米CLUBといえば、カールスモーキー石井とともに忘れてはならないのがこの男。山本リンダの曲を小野田が歌うパフォーマンスは、米米CLUBライブのお約束だ。今回は『どうにもとまらない』をシャウト。ステージ上のパフォーマーたちも曲の合間に「リンダ!」と相の手を入れてステージを目一杯楽しんでいる。これぞ米米CLUB流エンターテインメント!
米米CLUB photo by 上山陽介 「氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~」 画像 5/9
続いても踊らずにはいられない超ごきげんなナンバー『Shake Hip!』。この曲でもパフォーマーたちが自らモンキーダンスを踊りステージをこれでもかと盛り上げる。間奏では「氣志團万博!」「一度はおいでよ!」のコール&レスポンスが繰り広げられ、さらにホーン隊が花道で一斉に自慢の音を響かせる。曲のクライマックスではみんなでジャンプで締めくくるのだが「一緒に跳ぼう!せーのっ!」「って言ったらジャンプだよ!」このヒッカケも米米CLUBのライブではお約束だ。
米米CLUB photo by 上山陽介 「氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~」 画像 6/9
米米CLUB photo by 上山陽介 「氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~」 画像 7/9
『Shake Hip!』でバッチリ決めた直後、唐突に花道に飛び出しアカペラで歌い出す石井と小野田。歌うのは演歌調のデュエット曲『アバンギャルド』だ。目の前のカメラを覗き込むようにふざけながら歌う二人の様子にあっけにとられているうちに、ステージ上のメンバーはとっくにフェイドアウト。石井と小野田もこの曲をこぶしを込めて歌い終えると「やーやーよかった。リハーサルよりうまくいったよね」肩を組んでステージを去るという、なんとも不思議な後味で米米CLUBのステージは締めくくられた。