ステージが暗転すると、椅子に座ったメンバーの後ろにDIバンドチームがリモート画面で登場。バンドの生演奏でアレンジしたバラード曲「二人だけの地図」「#PLAY 」を披露した。生演奏だからこそスローなグルーブが生み出され、コメント欄でも「このアレンジ好き」と高評価を得た。続く「ずっと」は、DIバンドに9人のストリングスチームがオンラインで参加。弦楽器につられ、KAZUKIの透明感のある歌声がさらに輝きを増した。
画面は映像に切り替わり、2019年に横浜で行われた『D.Island』の様子が映し出されでる。メンバーが「2020の会場はまさしくここ、ライブオンライン!」と宣言。ファンに手持ちライトやタオル、うちわのスタンバイを呼びかける。「花火上げちゃいます?」「開幕~!」の号令で、メンバーがステージに再登場。ツアーグッズのスウェットに着替え、手にはうちわを持ち準備万端の様子。そして各地で花火大会の中止が相次ぐ今年、日本の伝統文化である花火を応援する「エール」プロジェクトのチャリティーソング「INFINITY ZOO」を初披露。スクリーンには巨大な花火が打ち上がり、ライブを盛り上げた。
DOBERMAN INFINITY『LIVE×ONLINE IMAGINATION』 画像 4/6
SWAYが「始まりましたよD.Island!」と嬉しそうに叫ぶと、ステージはビーチに切り替わり、照明は太陽のような真っ赤なカラーへ。夏フェスのマスト曲「D.Island」がスタート。サビではうちわを仰ぐパフォーマンスで盛り上げった。KAZUKIが「部屋のライトも消しちゃいましょう。僕たちが皆さんの部屋に夏を届けます」と言い「GA GA SUMMER」がスタート。これも軽快なリズムの夏フェス定番曲だ。ネオンカラーの歌詞が画面上を踊り、トロピカルなムードに包まれた。
「D.Island」ではKAZUKIとSWAYがソロライブを披露するのが恒例だ。今回もSWAYがソロ曲「ON FIRE」と、10月7日に配信リリースされる新曲「TALK」をお披露目。「TALK」は、学生時代に友人から言われた「おまえは夢を持ってていいな」という言葉から生まれた曲だといい、ラップではなく歌声に想いを込めた、夢を模索する仲間を優しく応援するメッセージソングになっている。KAZUKIはソロ曲「WOW」と「ONE DAY」を、DJブースに寄り添いながらゆったりと歌い上げた。
DOBERMAN INFINITY『LIVE×ONLINE IMAGINATION』 画像 5/6
続いてはDJ HALのDJタイムへ。来る9月27日はEXILEが19周年を迎えるということもあり、EXILE Anniversary Mixをプレイ。P-CHOが「この曲がなければ俺たちはいなかったぜ」とシャウトし、“DOBERMAN INC”として参加した楽曲「24karats」と、EXILE TRIBEの「24WORLD」を歌うなど、リスペクトに溢れたMixだった。続いてライブでも盛り上がる「SUPER BALL」と、疾走感のある「Lookin' for 」をパフォーマンスし、夏のムードは最高潮に。大量のビーチボールを投げ合ったり、小道具ののぼりを担ぎ上げて振り回すなど、メンバーも素の笑顔を浮かべて楽しんでいた。GSが「2020年は特別な『D.Island』で特別な思い出を作りましょう」とファンへ語りかけ「99」へ。スクリーンには昨年の『D.Island』が映し出され、野外ライブの熱気が再現された。誰よりも走るP-CHO、誰よりも高速でタオルを回すGS、若干の疲れが見えるKUBO-Cなど、無観客の会場とは思えないほど、メンバーのテンションも高まる。GSが「来年は『D.Island』で会いましょう」と宣言し、『LIVE×ONLINE IMAGINATION』での『D.Island 2020』を終えた。
衣装チェンジの間に、タブレットでコメント欄をチェックするメンバー。やはりオンラインの『D.Island』や、衣装の評判について気になっていたようだ。SWAYが「今年のツアーは出来なくなってしまったんですが、この曲のテーマは俺たちの中でより大事になりました」と、ラストの曲「We are the one」を紹介。スモークが焚かれた幻想的なステージの上で歌い、画面にはリリックが浮かび上がる演出。メンバーの顔も満足そうに映る。コメント欄には「We are the one」を表す人差し指の絵文字で埋まった。