そしてボーカルチームの日髙、加納、深堀、砂田がしっとりとしたバラード「Crazy for your love」、ドラマ性の強い「Strangers」を続けて披露。特徴的なハイトーンを響かせる日髙など、それぞれの声の質感の魅力や等身大のセクシー感にもハッとさせられた。
ラッパー3人を中心に賑やかなMCタイムがスタートしたが、この夏に配信リリースされた爽快感溢れるナンバー「SUMMER HYPE」MVそっくりなセットを前に「ネタバレしすぎじゃない?」(奥田)とみんなで苦笑い。ファン人気も高いこの「SUMMER HYPE」のパフォーマンスでは、ファンが同曲で踊ったTikTok投稿動画が一斉にスクリーンに映し出され、オンラインライブならではのコラボを楽しんでいた7人。
サイレンの音が響くと、彼らのデビューアルバムから「テンハネ -1000%-」がスタート。華やかなレーザー演出を駆使した同曲では、多彩な彼らの特技の1つであるアクロバットが炸裂。間奏部分で全員が続けてアクロバットを繰り出していったのも見事だった。スケール感のあるサウンドが印象的な「Blast Off」、性急なビートで押しまくる「Make U a believer」とステージが進んでいく。投げキッスを放つ海沼など、花道を歩きながら全員がカメラにしっかりアピールしている表情にもデビュー2年目らしからぬ成長ぶりを感じた。
先述のPSYCHIC FEVERのパフォーマンスコーナーを挟んでスタートしたのは、先輩グループ楽曲のメドレー。前半は「THE NEXT DOOR」(2009年)、「Touch The Sky」(2007年)、「FIREWORKS」(2009年)といったEXILEの楽曲、後半は「DO PARTY」(2017年)、「SAY YEAH!!」(2015年)というDOBERMAN INFINITYの楽曲で畳み掛ける。「DO PARTY」では深堀がお立ち台でブレイキンを決め、「SAY YEAH!!」ではメンバーが2人1組になってわちゃわちゃしたりと、まさにパーティ的な盛り上がりに。本家DOBERMAN INFINITYのメンバーもTwitterで同曲の歌詞を交互につぶやくなど、SNSも賑わわせた。
BALLISTIK BOYZ「LIVE×ONLINE IMAGINATION」 画像 6/8
終盤MCでは奥田が「僕とまっさん(砂田)、未来は小学生のころにEXILEさんのツアーで『FIREWORKS』のバックダンサーとして踊ったことがあります。そんな曲をBALLISTIK BOYZとしてパフォーマンスできることが不思議だし、いまだに信じられない」とポツリ。日髙は「先輩方に夢をもらい、背中を追いかけ続けてきた僕たちなので、そんな憧れの方々の楽曲をカバーできるのは感慨深く嬉しいこと。先輩方が築き上げたものを受け継ぎ、今までのEXILE TRIBEにはない自分たちなりの新しいエンターテインメントとして届けていきたい。みんなEXILE魂を持ってこのステージに立っています」と、改めてメドレーの主旨を説明した。
「この熱量を画面越しのみなさんにももっと伝えたい!」という奥田の曲振りから、本編ラストの「PASION」へ。情熱的かつ中毒性のあるビートを繰り出す同曲では燃え盛る炎を使った演出もあり、最高潮の盛り上がりを見せていた。