photo:今元秀明、緒車寿一、田中和子
「みなさん元気に死んでますかー?Welcome to the HALLOWEEN PARTY ‼︎‼︎」HYDEによる場内アナウンスがそう告げると、場内に凄まじい雷鳴が響きわたった。
血まみれナースやメイド、アリス、ドラキュラや巫女など、思い思いの仮装をほどこした観客という名のゴーストたちが、一斉に歓声をあげる。待ちに待ったVAMPS主宰の『HALLOWEEN PARTY 2016』の初日がついに神戸ワールド記念ホールで幕を開けた。
宴のトップを飾ったのはもちろん、2008年以降のHALLOWEEN PARTY皆勤賞を誇る切り込み隊長DAIGO率いるBREAKERZだ。場内におどろおどろしいテーマが流れると、妖しいフロートがアリーナに登場。
ステージ中央から客席側へと伸びたランウェイにフロートが到着すると、中から『モンスターハンター』のコスチュームを着たメンバーが降り立ち、メインステージに現れた兵庫県尼崎市の非公認キャラ「ちっちゃいおっさん」を退治。
DAIGOがちっちゃいおっさんの腹巻を高々と掲げると、そのまま「WE GO」がスタート。疾走するリズムに合わせ観客たちもその手を挙げて盛り上がる。
「神戸のみなさん元気ですかー? 一年のうちで最も楽しみにしてるハロウィンがやってきました! 今年も呼んで頂き、HYDEさん、VAMPSさんには感謝しかありません」
そう言って今年の誕生日に神(HYDE)からもらったという手袋をかけたマイクスタンドに向かい、観客と共に二礼二拍手一礼で『HALLOWEEN PARTY 2016』の成功を祈願するDAIGO。さらに自ら出演する『モンスターハンターストーリーズ』のCM映像を流して場内を沸かせ、その勢いでロックなアッパーチューン「灼熱」までを一気に披露。会場の熱気も急上昇する。
続いては、VAMPSメンバーのお眼鏡にかなった仮装をした観客によるファッションショー「HALLOWEEN COLLECTION」。ハロパの名物MC、やまだひさしが楽しく盛り上げる中、カラスを題材にした白と黒のドレス姿の2人組JKなど、気合いの入った仮装姿の観客がランウェイを闊歩する。
2度目のハロパ参加となるチームしゃちほこは、全員がツインテールの”怖カワイイ”チャッキー姿でフロートに乗って登場。元気でキュートな歌声とシンクロダンスで「エンジョイ人生」を披露し、場内の活気に拍車をかける。歌の合間には客席を見回し、「チャッキーかぶりの方、いますかー?」「(観客の仮装の)レベルが高い!」と、オーディエンスとのコミュニケーションも万全。
「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」ではしゃちほこ流ヘドバンで場内が一体と化した。