2020.08.09 公開
8月8日(土)、大阪城ホールで「Osaka Music DAYS!!! THE LIVE in 大阪城ホール」が開催された。
【写真】ヤバイTシャツ屋さんら大阪で5,000人集客のライブイベント(9枚)
全国の夏フェスが軒並み中止や延期を余儀なくされる中、観客を入れた大規模なコンサートを再開するために、関西のイベントプロモーター8社と、大阪のFMラジオ3局が手を組んで実現した、夢のプロジェクト。最大の目的は、感染を避けるための対策を十分に行った上で、ライブの環境をつくっていくこと。あらゆるエンタテインメントの再開に向けた第一歩とするべく、行政からの指導に従いながら、入念な準備が進められてきた。
会場に集まった音楽ファンは5000人。周囲の人との距離を保ち、声を上げることもできないという、普段とは違ったルールの数々を、各自がどこまできちんと守れるのか。今日ほど、成功が観客の良識に委ねられたイベントは過去になかったのではないか。
アリーナにも座席が並べられたが、間に一席ずつの空席を挟む形。スタンド席も同様に間隔を取りながら、ステージの後方にも観客が入る全方位型になっていた。
この日、トップバッターとして出演予定だったキュウソネコカミは、メンバーの体調不良により残念ながらキャンセル。開演前、彼らの曲が「妄想鼠」と題したメドレー形式で場内に流れ、開演を待ちきれないファンが手拍子をしたり手を挙げたりして楽しむ光景も見られた。
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