自由度の高いトークに会場の空気が和むと、ここからはバラードゾーンに入る。切ない想いと郷愁感の伝わる「暁-yoake-」、心の距離感を歌った「会いたくなったら」を歌唱。「Yellow Butterfly」では伸びやかなボーカルを響かせる。明るいメロディのミッドチューン「8月の花火」を披露すると、観客もハンドクラップで楽しさを全開にした。
ステイホーム期間を経て、ますます歌唱力を高めた吉川。これからやってみたいこととして「今、咀嚼音とかあるじゃないですか(ASMRのこと)。私も、おせんべい割る音とか、食べものを食べる音で音楽を作りたい。暇つぶしに続く、咀嚼音で音楽を作ることにチャレンジしたいです!」と、彼女らしい破天荒な目標を口にした。
吉川友ワンマンライブ「Kikkawa You 微かな粒」 画像 8/13
吉川友ワンマンライブ「Kikkawa You 微かな粒」 画像 9/13
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ライブもいよいよ終盤戦。サビの突き抜け感が気持ちいい「さよならスタンダード」、和なフレイバーの「恋愛遠慕」とアップチューンをたたみ込んでいく。そして、希望感と高揚感溢れる「Stairways」を歌唱し、観客の心をグッとつかんだ。
ここで吉川がライブの感想を語っていく。「今日は、久しぶりのライブでした。みなさんと会えない時間はオンラインでつながれて寂しくはなかったんですが、でもやっぱり生でみなさんに会って、ライブっていいなと改めて感じました。今後もライブができるようにがんばります。そして、直接会えない時間も、SNSなど何かしらの方法ででみなさんとつながれる時間を多く増やせるようにしたいです」と思いの丈を口にした。
さらに彼女は「今年の5月11日でソロデビュー9周年を迎えて、10年目に入りました。来年は10周年イヤーということで、またいつも通りライブができてたらうれしいなと思ってます。そんな10周年に向けて、そして今の私に向けて、デビュー当時から音楽担当してくださっているmichitomoさんと坂上ヨースケさんが曲を作ってくれました」と語り、新曲「TABOO」を初披露。「TABOO」は、複雑な感情を歌詞にした大人っぽいR&Bチューン。彼女は、今までとまた違う、新たな魅力をしっかりと見せてライブを締めくくった。
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粒数えで楽しませ、シンガーとしての実力を存分に発揮した吉川友。歌手、女優、グラビア、粒数えの第一人者など、様々な姿で楽しませてくれる彼女の今後の動向に期待しよう。
【公演概要】
公演タイトル:Kikkawa You 微かな粒
日程:2020年7月26日
場所:表参道GROUND@東京
