本編は残すところわずかとなったところで、「生まれた感情に罪はない。人生やり直すことはできないけど、”生まれ直し”はできる気がする。」と話すSKY-HI。
全身を使ってこの言葉から始まった『New Verse』をまるで言ってきかせる様に歌う。
コメントでは「この曲が今日は一段と刺さる」「その言葉に救われている」などの声が数多く寄せられた。
そして定番、ファンに最も支持されている楽曲『カミツレベルベット』。
この日1番の笑顔と、煌びやかなライトに照らされてカメラに向かって耳を傾ける。コメント上でのシンガロンは言霊となってステージ上のSKY-HIの耳に届き、まるでそれを還すかのように
ひとりひとりにこの曲を届けるようにパフォーマンスをした。
本編ラストを飾ったのは、3rdアルバム『OLIVE』に収録されている『リインカーネーション』、この選曲にファンも感極まった様子。
“輪廻・転生“ を意味するこの楽曲タイトルにあるように、「何回でも会いにいく」と締め括り、本編が終了した。
SKY-HIとしては異例となる「アンコール」は胸キュン必至のラブソング『Blanket』からスタート。
アンコールへの喜びと「まさか」な選曲にファンのボルテージは最高潮へ。
そしてタイのポップスター・STAMPとのハッピーチューン『Don’t Worry Baby Be Happy』へ続く。
いよいよライブも佳境、手を掲げろと言ってバンドメンバーと拳を掲げて『Seaside Bound』、続けた『Double Down』では「アンコールやったからには休ませないぜ!」と視聴者を煽り、最後の楽曲『Snatchaway』へ。
ライブではシャウトが生まれる部分では画面越しにステージと視聴者が一体となり、「Everybody この世界を遊べ!」と最後のフレーズでリミッターが外れたところで、歴史を変える一夜は明けた。
オンラインライブはオフラインライブの代替品には絶対ならない ー
来年開催予定のツアーへの期待とファンとの再会を約束して、自身最大規模の無観客ライブは終焉。
約2時間半、全35曲、キャリアをかけた「今出せる」最高のパフォーマンスと最新技術をもってして生まれた、日本音楽史を変えるオンライン生ライブの最高傑作であった。