2020.07.20 公開
SKY-HI、「お前がどこにいたって構わない、受け取ってくれ」自身最大規模のオンライン生ライブ開催

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ライブは、17日にアルバムに先んじて配信された新曲『Sky’s The Limit』からスタート。
初披露を予告していただけにファンからの期待も高かったこの楽曲も、こだわり抜いた演出でMusic Videoとは一味違う妖しさを纏って披露。ファンも一曲目に期待を煽ってきた新曲を持ってくることに対し、配信上のコメント欄はもちろん、「のぞき見同時配信」をしていたYouTube、Twitterでも驚きの声が多く上がった。

パーティーチューン『Limo』は前半はアコースティックアレンジで披露。椅子に腰掛けて、あたたかさのある光に包まれ高らかに歌う姿には、ファンからは「演出と楽曲の融合っていう感じ」「その場にいなくても温度が伝わってくる」と感嘆の声が上がった。
メジャーデビュー曲『愛ブルーム』をはじめ、”-RESTART-“ という名に倣う様にキャリアで発表した楽曲の隅々まで、今SKY-HIが持ち合わせるあらゆるスキルを全て駆使して披露していく。
『スマイルドロップ』ではドラムを叩きながらフロウを放つという「SKY-HIならでは」の唯一無二のパフォーマンスで魅了。
バンドメンバーと、ラップや歌だけでなく、己のでき得る楽器スキルをも遺憾無く発揮していく。
これに留まらず、久しぶりとなったバンドメンバーとの共演からライブが出来る歓びは溢れ出ており、オンラインライブ「だからこそ」の距離感で、音に、光に、映像に、言葉に包まれ、楽しそうにそこに身を委ねて生まれる世界観を画面いっぱいに詰めこんだ「オフラインライブに敵わないこそできる、オンラインライブの最高クオリティ」が間違いなくそこにあった。

オンライン上では音に包まれるSKY-HIを見ることができ、「幸せそう」「楽しそう」というコメントが多く見られ、多幸感をより間近で感じられ、また映像による演出でより伝えたいメッセージを前面に打ち出し、投影されているビジュアルを指差し、まるでその言葉を吐きながら浴びるようにしてパフォーマンス。
客席で言えば最前列を優に超えた位置からのカメラワークも合いまって、「オンラインならでは」の距離感で視聴者へメッセージを届けていった。

SALUとの楽曲『SS』は和風かつクラシカルなアレンジとこの日のために書き下ろした新しいヴァースを披露。
これを皮切りに始まる感情的なラップゾーンは、身振り手振りとも共鳴する映像やフロアをフルに張り巡らされるレーザー、世界観に包まれながら、世界観を生み出しながらパフォーマンス。
2ndアルバム『カタルシス』に2つに分かれて収録されている楽曲『フリージア』は、前後半でまとめながら、画面越しの視聴者へ訴えかけるように言葉を放っていく。

MCでは「決してポジティブなことが続くわけではない」「この世の中は最高のことばかりじゃないが、最高に近づくことができる。そういう存在が俺たちだと思う。」と語り、今、こういう最中にライブを行うことの意味、伝える意味を、「音楽家として」改めてここに提言。それを経て、「優しい歌を」と話し、本編はラストスパートへ突入。

SKY-HI、「お前がどこにいたって構わない、受け取ってくれ」自身最大規模のオンライン生ライブ開催SKY-HI  画像 6/9 SKY-HI、「お前がどこにいたって構わない、受け取ってくれ」自身最大規模のオンライン生ライブ開催SKY-HI  画像 7/9

感情たっぷりに歌い上げる『アイリスライト』、そして「音楽は止められない!」と言って『#Homesession』を軽快なステップと披露。「自分のことは一番自分が分からなくなっちゃう。でも自分と一番近くにいる人間は自分。そして、自分と違う人間を一人でも愛せたら。」と話すSKY-HI。この言葉の後に続けた”愛の歌”『Marble』は気持ちをこめて伸びやかに、あたたかくも力強く歌い上げていた。
ライブでは定番となってきている、続けての『I think, I sing, I say』では、改めてここに自身の ”友達” として共に音楽を創り上げたアーティスト仲間へ感謝と愛を示し、踊れるラッパーだからこその軽快なステップでステージを隅々まで縦横無尽に楽しみつつ、フリースタイルラップを披露。
視聴者に向けて「調子はどうだ!」と投げかけると、見切れないほどの「最高!」がコメントとなって返ってきていた。

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