俳優としても活躍する佐野勇斗を擁するボーカルダンスユニット、M!LKが6月27日(土)に無観客による有料配信ライブ「M!LK ONLINE CHU!?」を開催した。
M!LK 有料配信ライブ「M!LK ONLINE CHU!?」Photo by 笹森健一、小坂茂雄 画像 2/18
M!LK 有料配信ライブ「M!LK ONLINE CHU!?」Photo by 笹森健一、小坂茂雄 画像 3/18
M!LKは今年2月に新体制となり、3月には5人体制としては初となる通算3枚目のアルバム『Juvenilizm-青春主義-』をリリース。4月からは全国6カ所7公演に渡るZeppツアー「M!LK SPRING LIVE TOUR 2020 Juvenilizm」が控えていたが、新型コロナウィルス感染拡大防止に伴い、全公演が中止。M!LKとしてのライブは、7人体制でのラストライブ「7人7色~Winding Road~」以来、5ヶ月ぶりで、ライブ前にはファンクラブ限定のトーク配信『円陣会』が行われ、ライブはスタートした。
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開演時間になると、メンバーは会場の入り口ドアを開けて登場し、クールに歩きながらメインステージへと向かった。オープニングナンバーは「Over The Storm」。再び歩みはじめるという宣言を刻んだハードなエレクトロナンバーで、メンバーはシャツをはだけて見せるほどの激しいダンスと華麗なフォーメーションを披露し、「It’s only LOVE」では、直前に収録されたそれぞれの艶やかなソロカットから5人揃って歌い踊る生中継へとスイッチ。そして、バーカウンターへと移動した山中が真っ赤な薔薇を手にすると、メンバーは令和のマタドールへと変身。初ツアーでお披露目を予定していた新曲で、6月17日に急遽、配信リリースされた情熱的なラテンナンバー「Amore〜僕は君に愛を叫ぶ〜」でお祭り騒ぎを繰り広げ、クールなキメ顔とキュートな笑顔のギャップで魅了。ここで、スペシャルゲストのコウメ太夫によるネタを挟み、和装に早着替えした「サラブレット御曹司CITY BOY」の和楽器アレンジバージョンで扇子や和傘を使ったきらびやかなステージをみせると、ラウンジから走ってメインステージへと移動。最初のMCでは、直前に金髪にしたというリーダーの吉田が「始まりましたね、M!LK初の有料配信ライブー!いろいろいきなりでびっくりしたと思いますが、僕たちがM!LKです。よろしくお願いします」とあいさつし、自粛期間中の過ごし方をテーマに自然体で等身大のトークを展開した。
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「今日はいろいろなM!LKを楽しんで欲しいなと思います。ここからは雰囲気を変えて、いつもと違う僕たちを見てください」という曽野の言葉を合図に、ユニットコーナーに突入。私服のようなカジュアルな衣装に着替えた山中と吉田は、ハートウォーミングなバラード「晴れのち曇り時々虹」を椅子に座ったまま歌唱し、見事なハーモニーやファルセットを響かせた。二人が歌い終えるとカメラはメインステージから、風船でデコレイトされたVIPルームへと切り替わり、佐野、曽野、塩﨑の3人でパーティーチューン「We’re Here!!!」をチャーミングに遊び心たっぷりにパフォーマンス。続いて、佐野が「皆さん、一緒に」と呼びかけた「TOUCH THE SUN」や歌とダンスに高い熱量とエモーションを込めた「かすかに、君だった。」では、本来は観客でいっぱいになるフロアで踊り、生着替えも飛び出した「DEAR LIFE」は、楽屋からメンバーによる手持ちカメラで賑やかにお茶目に届けた。メインステージ、客席フロア、VIPルーム、ラウンジ、バーカウンター、コインロッカー、楽屋や通路など、普段のライブでは使えない場所を最大限に活用しながら、硬軟おりませた変幻自在の表情で画面越しのファンを楽しませた。
