2020.06.15 公開
さくらしめじ結成6周年記念ライブを配信で実施

さくらしめじ Photo by 鈴木友莉  画像 1/9

田中雅功と髙田彪我からなるフォークデュオ、さくらしめじが6月14日(日)に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで無観客の有料配信ライブ「さくらしめじ結成記念配信ライブ『しめたん』6周年スペシャル!~6(む)言のままじゃいられない!!~」を行った。

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さくらしめじ結成6周年記念ライブを配信で実施さくらしめじ Photo by 鈴木友莉  画像 2/9 さくらしめじ結成6周年記念ライブを配信で実施さくらしめじ Photo by 鈴木友莉  画像 3/9

『しめたん』とは、さくらしめじ結成記念日である6月14日に毎年行っている恒例のライブ。本来は同日に同会場にて「しめたん〜さくらしめじが生まれた日〜 18KIN!?それってなにキン!?」と題した公演が行われるはずだったが、新型コロナウイルス感染防止対策のためやむなく中止となり、無観客の有料配信での開催に変更。また、この日の公演は、3月30日(月)に都内某所の廃校で行われた無観客配信ライブ「さくらしめじがこのままだと留年!?そりゃ困る!世界イチHAPPYな卒業式!やりまーーーす!!!」以来、実に2ヶ月半ぶりとなる二人揃ってのライブにもなっており、当初に予定していた内容とは異なる新たなアイデアを盛り込んだストーリー性のあるパフォーマンスを披露した。

開演時間になると、突然、真紅のソファに座った二人が元気よく登場。「どーもー、さくらしめじでーす!」とハイテンションであいさつし、机の上に置かれたタブレットの画面を見ながら、オープニングトークを展開した。ファンからのたくさんの「おめでとう!」というお祝いのメッセージを目にした彪我が「ありがとうございます。6年間、あっという間でした。」と感謝の思いを伝えると、雅功は「自粛期間中にやれることの幅が広がって進化したんですよ!」と胸を張り、「みんなに届けたい思いがいっぱいあります。みんなの期待をどんどん上回っていきたい」と語った。

毎年、異なるテーマで行っている本公演。今年のテーマは、6周年に合わせた“6つの心”で、雅功が原案を手掛けた絵本「さがしもの、ひとつ」を基に、紙芝居とライブが交互に進行する、コンセプチャルなライブとなっていた。物語の舞台は“とおいとおい森の中”。心の中から抜けてしまった“心”=“ふわふわ”を探して旅に出かけたきつねくんと友達のねこくんが、最初に黄色いふわふわ(喜び)を見つけると、ステージ上から雅功が「みんな、久しぶり! 距離なんて関係ない。みんなで一緒に楽しもうね!」と笑顔で呼びかけ、ふたりのアコギと歌の掛け合いが多い「スタートダッシュ」で本格的にライブをスタートさせ、胸の内の気持ちを言葉にして伝える勇気を込めた「先に言うね」をパワフルにパフォーマンス。


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続けて、きつねくんが赤いふわふわ(怒り)に触れると、二人はエレキに持ち持ち替え、雅功の高校生時代の苛立ちから生まれたロックナンバー「でぃすとーしょん」を荒々しくプレイし、彪我がGarage Bandで作った「たけのこミサイル」を今の気持ちをぶつけるかように激しく歌い上げ、エモーショナルで技巧的なギターソロもみせた。

その後もきつねくんとねこくんの旅と重ねながら、感情を色で表現した楽曲を丁寧に届けていく。青いふわふわ(哀しみ)のパートでは、彪我が様々な景色についてひとり語り、ノスタルジックで詩的なバラード「夕空小道」を繊細に歌い、ピンクのふわふわ(楽しさ)のパートでは、ギターを置いて踊る「しめじ体操」やタオルを回すプロペラチューン「Bun! Bun! BuuuN!」といったライブの鉄板曲を続け、画面越しの数多くのきのこりあん(ファンの総称)を盛り上げた。

ライブの後半に入ってからは、雅功がひとり語りで、自分自身に対する疑問を解決するために立ち止まる勇気を伝え、紫のふわふわ(後悔)として、敬愛するシンガーソングライターのコレサワ提供曲「届けそこねたラブソング」をパフォーマンス。そして、最後に、真っ白のふわふわ(希望)を象徴する楽曲として、自粛期間中にそれぞれの自宅から行われたインスタライブのコラボ配信中にリモートで製作された新曲「会いにいこう」と、最新アルバム『改めまして、さくらしめじと申します。』のオープニングナンバーで、「今は何もかもが中途半端な僕らだけど、僕らだけの今を大切に、歩いていこう」と言うメッセージを込めた「風とあるがままに今を歩こう」を高らかに歌いあげた。

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