2015.08.15 公開
【ライブレポート】伝説のバンド、REBECCAがROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015に登場!

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8月2日、伝説のバンド、REBECCAを2015年の夏、ROCK IN JAPAN FESTIVALで観られるなどと、誰が予想できただろう。LAKE STAGEには、そんな想いを抱えたオーディエンスが集結。数々の名曲を生で聴ける奇跡の瞬間を待ち望んでいる。刻一刻と夕暮れが迫る中、いよいよメンバーが登場。

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一切のブランクを感じさせずに颯爽と奏でられたのは『LONELY BUTTERFLY』。メンバーの演奏、そしてヴォーカルNOKKOのパワフルな声も今まで耳にしたことあるイメージそのままだ。ステージの端から端まで移動し、踊り、遠くまで眺めるNOKKO。まるでこの光景を久しぶりに味わいつくすかのように、満足気な表情に満ちている。

そして間髪入れずに流れてきたのが『フレンズ』のイントロ。疾走感のあるこのイントロを耳にした途端、かつての想い出が頭を駆け抜けたというオーディエンスも多かったはずだ。「今、時は流れてセピアに染まるメロディー」30年の時を経て、この歌詞が胸に突き刺さる。

続いても、黄昏時にピッタリな『Cotton Time』。アルバム内のミドルチューンで会場をゆったりとした空気に引き込んだ。「昔、忙しくて歌詞を書き切れなかった曲を15年後に書きました」手にしたマラカスを振りながら歌ったのが『真夏の雨』。NOKKOの母が終戦の歌だと思い込んでいたというバラード曲は、やはり夏の夕暮れに相応しく耳に心地よく響く。

ここからは再びテンションを上げての『MONOTONE BOY』。ダンサブルなサウンドに会場が縦に揺れる。この曲中ではNOKKOによるメンバー紹介も。メンバーは皆、再結成を実現したこの瞬間を存分に味わっているかのような表情を浮かべていた。

「最後の曲です!」NOKKOが口にするとオーディエンスからはどよめきが。「これでおしまいなのよ。でもまたね!」再会を約束するかのようにうなずくNOKKO。この日のラストに選んだのは『Raspberry Dream』。力強いシンセサイザーのイントロは、誰もがかつて耳にしたことがあるはずだ。このリズミカルなヒットナンバーをしなやかに歌い切ると、REBECCAのステージは幻だったかのように幕を閉じた。

(取材/文:大坂晃典)

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