2016.10.13 公開
スガシカオ 藤原さくら 星野源らがビクターロック祭り大阪に出演!圧巻のライブパフォーマンスに11000人が熱狂!

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続いてドラマ主題歌「Soup」。爽やかで力強く、透明感のある歌声が会場の奥まで伸びていく。最高にハッピーなラブソングに、客席はうっとりと聴き入っていた。“ありがとう!”の声に大きな拍手が沸き起こる。続いてポップで元気なナンバー「We are You are」を披露。楽しそうにギターをかき鳴らし、ドラムと顔を見合わせて笑顔になる場面も。オーディエンスもリズムに乗りながら、藤原の演奏に応える。最後は片思いの切ない気持ちをストレートに歌った「かわいい」。楽しそうに演奏する姿に誰もが魅了されたのではないだろうか。どこまでも伸びやかな歌声が印象的な、あたたかい空間だった。20歳らしい笑顔の中にも凛とした存在感を見せつけた藤原。堂々としたステージは圧巻だった。

(文:久保田瑛理)

KEYTALK


スガシカオ 藤原さくら 星野源らがビクターロック祭り大阪に出演!圧巻のライブパフォーマンスに11000人が熱狂!  画像 5/9photo by 大久保啓二、小林俊史


サウンドチェックで『太陽系リフレイン』を披露し、本番前から大盛り上がりを見せていたKEYTALK。SEと共に元気よく全員ダッシュで登場。メンバーそれぞれが客席を煽る。盛大な歓声を受けて伸びやかなギターソロから“お待たせしましたとウェイターの声”と始まったのは『HELLO WONDERLAND』。ギター&ボーカルの寺中友将とベース&ボーカルの首藤義勝が交互に歌い、伸びやかなハーモニーを響かせる。四つ打ちのダンスビートにしょっぱなから会場はヒートアップ!

上手に下手に動き回るメンバーに後押しされるように、サビでは一斉に手が上がる。ドラム・八木優樹の合図で流れるように『パラレル』へ。さらにアッパーなイントロに観客も総立ちで応え、“行くぞ! 大阪!”と首藤が叫ぶと、一気にボルテージが上がる。

ここでギターの小野武正が“下北沢からやってまいりました、KEYTALKです!”と挨拶。小野自身の愛称“ぺーい”でコール&レスポンス。“男だけぺーい!”“女性の方ぺーい!”“オカマの人ぺーい!”と言うと、ドラムの八木が“ぺーい!”とレスポンス。メンバーから突っ込まれ笑いを誘う場面も。そして『fiction escape』に。サビではジャンプと手拍子が自然と起きる。メロディアスなギターソロと、寺中の透明感のある歌声が美しい『エンドロール』、弾むリズムの中にも力強く安定した2人のボーカルに魅力を感じる『桜花爛漫』を続けて演奏。

“音がどこまでも伸びていく感じがします!楽しいでーす!”という小野のMCから、“新曲やってもいいですかー!?”と、11月23日にリリースされる新曲『Love me』を披露! 寺中と首藤が飛び跳ね、カラフルなパステルカラーの照明が客席を照らす。KEYTALKらしいダンサブルでポップなナンバー。“1.2.3.4 イエーイ!”というカウントに、会場にいる誰もが巻き込まれ、体を自由に揺らす。ラストスパートに入る前に、ここで恒例の巨匠・寺中による“エネルギーを、ビールをいただいてもよろしいでしょうか!”とビールを一気飲み!“アガってきた! いくぜ!『MATSURI BAYASHI』!!”の声とともにステージには祭りハッピを着たダンサーが登場。

今日1番の大歓声を受け止め、ベースソロ、ギターソロがうねりをあげる。“大阪城ホールにいるみんなの声が、もう少しだけ、足りない”“まだまだいけるでしょー!”と寺中。からの“大阪大阪!”“たこ焼きたこ焼き!”“串カツ串カツ!”と、大阪ならではの祭コール&レスポンス。会場の一体感を高め、最後に『MONSTER DANCE』で一気に駆け抜けた。短い時間ではあったが、伸びやかさもあり、重厚感もある、彼らの魅力を存分に見せつけたライブだった。

(文:久保田瑛理)

レキシ


スガシカオ 藤原さくら 星野源らがビクターロック祭り大阪に出演!圧巻のライブパフォーマンスに11000人が熱狂!  画像 6/9photo by Joe、maco-j


レキシ”と書かれた幟が4本ステージ上に掲げられ、法螺貝の音色が鳴り響く中登場。“はい、時間が惜しい!走れ!お前ら遅い!今日は40分しかないから”とバンドメンバーを促す池田。会場からは思わず笑いがこぼれる。“はい、どうも〜、大阪!うわ、すげえな、人が〜。おい! そこでピアノをポロンと弾く予定やったやろ? ”と最初から絶好調に軽快なトークを繰り広げる。“早速、上を見上げてキラキラしていこうか〜”の合図で始まったのが『きらきら武士』。歌詞を読み上げ“今日は朗読スタイルでいこうか? ”と戯けながらも、メロウなメロディを歌い上げる。

そして思い出したかのように“あれ?これ大阪城ホール初めてかもしれない! ヤベぇ! つまり城ホールということは大阪城ってことやね。これレキシ的にはすごいことなんじゃない? ありがとう〜!”とテンションがグングン上がっていく池田に、既に総立ちの観客のボルテージも上がっていく。躍動感溢れるビートに両者のテンションが上りきったところでサビに突入、両手を左右に振りながら1曲目から一体感を感じさせられるパフォーマンス。そして唐突に“ありがとうございました!レキシでした! ”と去ろうとする池田に対し、会場全体からは“えーーーーーー!”と割れんばかりのブーイングが起きる。

“今がピークやで。終わった方が良いと思うんやけど”と返答。既にこの時点で10分が経過。“武士に想いを寄せた後は、みんなで平安時代に、紫式部に思いを馳せていきましょうか”と『SHIKIBU』がスタート。紫の照明が会場を照らす。80年代のアイドルの名曲の振付を披露したり、途中、俳句を読んだりとまさにレキシの世界観に包まれる。“こんな盛り上がると思わなかった。みんな源(星野)ちゃんのお客さんかと思っていたから”と笑いを誘う。

そして“俺なんか蚊帳の外やと思ってた。蚊帳の外へ連れてってですか?”と星野の『夢の外へ』歌詞の一節をあげる。そして“縄文土器?弥生土器?どっちが好き?”と問いかけ『狩りから稲作へ』では観客が手にしている稲穂(レキシオリジナルGOODS)が揺れる。突如、“君の稲を振らせて”と観客から稲穂を借りて、星野源の『SUN』に合わせて“君の稲を振らせて〜”とワンフレーズを歌うと会場は大歓声。大合唱が沸き起こった。

最後は“キュッキュッキュッするためにイルカになろうかな”とイルカに生着替えをステージ上で行い、“イルカになった少年”と満面の笑みで話し、“みんなで一緒にイルカの曲いきますよー!”と最後の曲『KMTR645』がスタート。照明が何色にも交差し、5匹のイルカ(浮き輪)が投げ込まれる。大阪城でイルカが泳ぐ光景は少しシュールで圧巻だった。全員で“キュッキュッキュッ”の部分では手をQにして最後の大合唱。“ありがとうございましたー!レキシでしたー!”と叫んだ。そしてイルカを置いて一礼をして会場を後にした。

(文:高野有珠)

スガ シカオwith 菅波栄純THE BACK HORN )】

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