2020.04.22 公開
BOXER KID、主宰レーベルより7年ぶりのアルバムリリース!ロングインタビューで語る想い

BOXER KID  画像 1/2


●今作の表題にもなっている2曲目の「THE PARTY」については?
BOXER KID「昨年の夏からHEYZ CAFEというバーで月1開催している『THE PARTY』に由来しているんですが、このイベントに行ってみたくなるように作っていった曲です。気だるさを感じる聴き心地を意識して、あまりマジメに歌いすぎないようにヴァースをすべて同じフロウにしたのもポイント。さらに、レゲエ・シンガーのDORAにコーラスを入れてもらったことでパーティ感が増したと思います」


●アルバムに先駆けて2月12日に配信された「名称未設定」は、どこか現代の闇をあぶり出すような曲調ですね?
BOXER KID「何気ないタイミングで友人の1人にあるサイトを見せられて、こんな現状を歌にしてくれと頼まれて書き始めました。テーマがテーマなので表現が偏らないように、ストロングなビートでハードに乗せることを心がけました」


●ある意味、今作の肝のひとつとも感じる「NEW ERA」についても聞かせてください。
BOXER KID「ビートの制作中にプロデューサーのAKIO BEATSが、〈NEW ERA〉というテーマを出してくれたことから内容を広げていきました」


●リスナーとしても本当に印象的な曲だと感じましたが、ご自身でポイントとなった歌詞を挙げるとしたら?
BOXER KID「思い入れのある曲でもあるので1フレーズだけを挙げるのはなかなか難しいですが(笑)、あえて言えば〈思いを築くと心に響く〉という部分でしょうか」


●おっしゃる通り、確かに胸に響きました。続いては、5曲目の「JOY FOR ALL」。
BOXER KID「最近趣味で画を描くようになったのをきっかけに作っていった曲で、人生をキャンバスに例えて好きなように描いて好きな色を塗ろうとメッセージしました。先ほどの質問にもありましたが、この曲で言えばポイントとなるフレーズは〈求めるな与えよ〉ですかね。その真意を感じながら聴いていただけたらと思います」


●〈毎日誰かの誕生日〉との歌詞も印象的な「YEH YEH YEH」は、中盤で気分を上げてくれる曲ですね?
BOXER KID「はい。聴いていて、ただただ楽しくなるような1曲が欲しくてソカのビートをAKIO BEATSにリクエストしました」


●レコーディングの際に意識したことや新たな挑戦になったことがあれば教えてください。
BOXER KID「BPMがかなり早めなので、フロウで緩急をつけることや、サビを4小節にして展開がクイックになるようにした部分だと思います」


●後半戦へ向かう「I NEED YOU」についても解説をお願いします。
BOXER KID「実はこの曲が今作で1番最初にできた曲で、BOXER KIDとして今までにないイメージのものを目指して作り始めました。そういう意味で新たな挑戦をした1曲であり、言葉の強弱を意識して、できるだけ艶っぽくなるように考えて歌っていますね」

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