2020.04.22 公開
BOXER KID、主宰レーベルより7年ぶりのアルバムリリース!ロングインタビューで語る想い

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日本のレゲエ激戦区“大阪”から発信し、ジャマイカ流レゲエと共に生きるスタイルを貫くMIGHTY JAM ROCK所属のDEEJAY(歌い手)・BOXER KIDが、4月29日に「NAKAMARU RECORDS」よりソロアルバム『『THE PARTY / BOXER KID』をリリースする。

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2013年、主宰レーベルNAKAMARU RECORDSの設立と同時に初のソロ作品『BOXER KID MIXTAPE BY AKIO BEATS』(ユニバーサルミュージック)をリリースしたBOXER KID。今回7年ぶりの同レーベルからのリリースと現在の心境を語ったインタビューが公開された。

BOXER KID、主宰レーベルより7年ぶりのアルバムリリース!ロングインタビューで語る想いBOXER KID『THE PARTY / BOXER KID』ジャケット写真  画像 2/2



●今回の作品の話に入る前に、改めて所属されているMIGHTY JAM ROCKというクルーについて教えていただけますか?
BOXER KID「MC&セレクターにしてプロモーターも務めるKYARAとROCK、自分と同じくDee Jay(歌い手)であるJUMBO MAATCHとTAKAFINに自分も加えた5人で、20年近く大阪を中心にダンスホール・レゲエ・スタイルを追求し続けるラバダブ・セット(サウンド&歌い手集団)になります。2001年に1st作を発表して以降、昨年2019年まで年1作のペースで毎年リリースを重ねて、現在19枚のオリジナル・アルバムを作り上げており、今年も20枚目を制作予定です」


●ご自身にとってMIGHTY JAM ROCKはどのような存在なのでしょうか?
BOXER KID「メンバーは家族以上に時間をすごした戦友であると同時に、尊敬できる先輩たちであり良きライバルでもある。ひと言で言えば、常にともにあるべきホームだと思います」


●そんなつながりの強いグループに属しながら、今回ソロ・アルバムを制作した経緯はどのようなところにあったのでしょうか?
BOXER KID「まず大前提として、先ほどもご紹介した通りMIGHTY JAM ROCKには僕も含めて3人のDee Jayがいるんですが、当初より「3人の歌い手それぞれがソロで魅せられてなんぼ」というスタンスを持っています。そんな3人がしのぎを削る形で成立させていくのが、MIGHTY JAM ROCKによるオリジナル・アルバムのスタイル。それだけに、それぞれが常に独自の動きも欠かしません。僕自身も自ら主宰するNAKAMARU RECORDSというレーベルを2013年に起ち上げており、そこで前作となる『BOXER KID MIX TAPE BY AKIO BEATS』をユニバーサルミュージックからリリースしていて、その延長線上に今作もあるんだと思います」


●今作の背景には音楽に対するそういう姿勢があるんですね。では、7年ぶりにご自身のレーベルからソロ作品をリリースする意図はどこにあるのでしょうか?
BOXER KID「昨年、改めて自分の人生や音楽への気持ちと向き合う機会があって、今回のプロデューサーであるAKIO BEATSとスタジオに入る形で制作をスタートさせました。これまで約20年近く音楽をやれてきた事実と合わせて、これから先を見つめ直した時、いつエンディングを迎えるかわからないなと感じたんです。だからこそ、できる内にやりたいことをやり切っておこうと思ったんです」


●聴かせていただいた音源からはもちろん、強い想いの元に作られた作品だということが、今の言葉からも伝わってきます。ここで、収録された楽曲についても順番におうかがいさせてください。まず幕開けを飾る1曲目「INTRO ~曲目~」は、イントロとは思えぬほど現場感満点ですね?
BOXER KID「このアルバム『THE PARTY』の案内状的な意味合いを持たせたくて1番最後に作ったんですが、収録曲のタイトルをぜんぶ入れて映画の予告編的な作りになっていると思います」

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