2020.03.28 公開
PRIZMAX、無観客での解散ライブを開催!

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ミャンマーを中心に海外への露出も活発な超国際派ダンスボーカルユニット・PRIZMAXが、CDデビューの記念日である3月27日に、無観客での解散ライブ『PRIZMAX Live Level 0 ~FINAL~』を日テレらんらんホールにて開催した。デビューから丸7年、それ以前の活動を含めれば15年にもわたる歴史を締めくくる大切なラストライブということで、チケットはもちろん即日完売。開演前の囲み会見で、リーダーの清水大樹が「大きな節目であり、全員が新たな道に進むにはベストのタイミング」と語った通り、この日付に強いこだわりを持って解散を決めた彼らだったが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当日はニコニコ生放送での配信ライブという想定外の形で決行されることとなった。

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それに対し、島田翼は「コロナのバカ野郎!って感じ」と語気を強めながらも、「自分たちの信じるものを素晴らしい映像コンテンツとして、世の中に届けていくことが僕たちの使命なのではないかと思い、無観客でもやるという決断をした」と説明。森崎ウィンも「正直、悔しいです」と唇を噛みつつ、「今まで応援してくれたホリック(PRIZMAXファンの名称)に、感謝を届けたい気持ちは変わらない」と言い切ってみせた。事実、ファンからの人気投票結果を元に組んだセットリストに、在宅ホリックたちとのコミュニケーションまで実現させたライブは、無観客ならではの演出も数多く取り入れられ、ホリックたちへの愛があふれるものに。平時ではないからこその心に刻まれる忘れられないフィナーレで、それぞれの新しい旅立ちを見送った。

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2015年の『Level 1』に始まり、昨年末の『Level 9』まで積み重ねられてきた、PRIZMAXのワンマンライブ。本来であれば『Level 10』となるはずのラストライブは、「僕たちの一番のオリジナル、元の姿を意識して見せたい」(清水)という想いから、『Level 0』と名付けられたという。それら歴代のライブ映像がダイジェストで流れると、時計の針が刻む音から、ちょうど7年前に発表したデビュー曲「Mysterious Eyes」で、PRIZMAX最後のライブは幕を開けた。ボルドーをベースに花柄をあしらったフォーマルな出で立ちの6人が、いつものようにステージ上で躍動すると、森崎、ケビン、森英寿のボーカルトリオによる甘い歌声が清水の快活なラップと相まって、PRIZMAX特有のスタイリッシュで成熟したムードを創り出す。ニコ生の画面にあふれるのは、当然“カッコいい!”の文字だ。

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続いて「こんな大事な日に、会場にホリックを呼ぶことができなかったのが本当に辛くて、寂しいんですけれど……僕たちPRIZMAX、このライブをもちまして解散することになります。どんな形であっても、みなさんの心にしっかり届けるライブをお送りするので、みなさん最後まで見届けてください!」と、さっそく清水が決意表明。その言葉通り、以降ワンカットの映像で見せる配信ライブだからこその表現手法を次々に展開して、画面越しのホリックたちを魅了していった。「加入前から印象深かった曲なので、今日みんなで披露できるのが嬉しい」と会見で語った小川史記が元気なラップを放ち、クラップを煽った「OUR ZONE」や、切ない恋物語を森崎の芳醇な歌声を軸に届ける「Never」では、シンクロ率の高いダンスパフォーマンスを画面いっぱいに映して、カメラの向こうをダイナミックに圧倒。

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一転、ステージで踊る6人の中にカメラが入った「Someday」では、メンバーそれぞれを接写で映して画面越しに親密な空気を醸し、最後は無人の客席にターンするというドラマティックなカメラワークで魅せる。さらに「ホリックの代わりに席を活用しましょう!」と、「Pleasure」ではメンバー全員が客席に下りて、まるで目の前にホリックたちがいるかのように「ニコニコ配信まだまだイケるよ!」とはしゃぐ場面まで。そのまま全員でPCモニターをチェックして、ニコ生視聴者からのメッセージを拾ってくれるのも嬉しい。

トドメとばかり「デビュー前からずっと僕たちを支えてくれた楽曲を久しぶりに、そして、今の6人バージョンで初めてお届けしたいと思います」というMCから、幻の名曲「HANDS UP」まで披露! ヒップホップ色の強い自己紹介ナンバーを6人でエネルギッシュにラップリレーする間に、他のメンバーは衝立の向こうでラフなニット衣装へと、なんと次々に生着替えしてゆくのだからたまらない。

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