2020.03.21 公開
スカパラが緊急生配信ライブ!「離れてても、団結して一つになることはできる」

写真/柴田恵理  画像 1/6

大変だし窮屈な世の中だけど、 それでも何とかやり過ごせているのは、
余計なことを言わずに、 黙って耐え忍び、 なるべく、 なるべく周りに迷惑を掛けないように、
なんとか慎ましく生きようとする人たちのお蔭なんです。

風にはプロフィールなんてものはないです。
同じように、 匿名や無名の優しさや、 善意にもプロフィールはないです。

でも、 目に見えないからこそ、 尊いことも世の中に沢山あると思います。
目に見えないような電波で、 こうやって今日みたいに繋がってるのも嬉しいしね。

最近は、 みんなで会おうねとか、 集まろうね、 ってことも中々むつかしい状況だけど、
きっと心のなかで思ってる、 心のなかで思ってる『みんな笑顔でまた会いたいね』って思いも、
きっと心の中で思ってる、 『それでも人を信じたい』って気持ちも、
口にしなければ、 聞いてもらえないし、 目にも見えないかもしれないけど、 、

風のような優しさで、 息を合わせて
世の中風通し良くしていきたいね、 って
そんな気持ちで歌詞を書きました。

爽やかな風と共に、 早く我々みんなの春が来ればいいよね。


たしかにここ数週間、 見たくもない文句に至るところで触れてきた。 そんななかで届けられた谷中の言葉はストンと心に落ちた。 素晴らしい手紙だった。
最後にプレイされた「風のプロフィール」は今日を締めくくるのにぴったりな曲だった。
谷中は先程の手紙のなかで「コラボレーションをした習志野高校の吹奏楽部の方々も息を合わせて素敵な風を吹かせてくれました。 」とも言っていた。
茂木のボーカルが優しくホール内を満たし、 ホーン隊の音も軽やかに空気を震わせ、 沖が鳴らすチャイムが心地よく耳朶を打つ。 こんなときだからこそ、 こんなライブだからこそ、 より胸を打つ名曲だし、 名演だった。 配信終了直前、 谷中が叫んだ。 「がんばろうねー! 俺らもがんばるよー!」

スカパラが緊急生配信ライブ!「離れてても、団結して一つになることはできる」写真/柴田恵理  画像 6/6
ライブが終わったあとの様子が気になる人もいるだろうから少しだけお伝えしよう。 配信終了直後から、 メンバーはあそこがああだったどうだったと笑いながら言葉をかわし、 記念のスチール撮影の合図は「ありがとう!」だった。
フロアを去る際に、 撮影スタッフへ向けて「貴重な機会をありがとうございました!」と叫んだ北原雅彦(Trombone)の言葉が、 とても心に残った。

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