2月に発売されたニューアルバム『MAP OF THE SOUL: 7』で10カ月ぶりのカムバックを果たし、 再びファンを熱狂の渦に巻き込んでいるワールドアーティスト・BTS。 彼らの写真集『Dicon BEHIND THE SCENE ~僕たちが一緒なら砂漠も海になる~』を12月9日から特別サイトで販売開始したところ、 申し込みが後を絶たず、 このたび3月31日までの販売延長が決定しました。 購入者からは次々と絶賛の声が寄せられ、 ファンの間では"神写真集""BTSのバイブル"とも呼ばれる本作だが、 今回は彼らが作中で語った知られざる「デビューステージ」の苦闘エピソードを特別に公開する。
7人の歴史が始まった「運命の日」だ。
RM :「死ぬまでにオリンピック体操競技場で一度はコンサートをしてみたい」と言っていたことを思い出します。
JIN :RMはいつもそうなんです。 メンバー一人ずつと向き合って、 ファイトって叫ぶんです。 本当に元気づけられます。 僕はメンバーのみんなと笑っていたいんです。 だから耐えられたんです。
J-HOPE :7人のメンバーが決まりました。 それからは前だけを見て走ってきました。 お互いを信じ、 お互いを頼って。 一緒に血と汗を流してきたんです。 「どんな結果になろうと、 やってみよう」と励まし合いました。
JIMIN :メンバーたちがこんなことを言ったんです。 「本当にお前が僕たちと一緒に来てくれたら嬉しい」。 言葉の力というのはこういうものです。 もっと一生懸命になれました。 最後まで一緒、 という目標があったので、 諦めませんでした。
V :もちろん大変でした。 それは仕方がありません。 でも僕だけが大変なわけではありませんでした。 大変じゃないメンバーはいません。 だからもっと頑張ったんです。 お互いがお互いを見て頑張ったんです。
SUGA :そうです。 あの時期を乗り越えられたのは、 メンバーのおかげです。 彼らは最高の刺激剤です。 メンバーたちが練習している時、 僕は曲を書きました。 「Tomorrow」と「Agust D」(ミックステープ)もその頃作ったビートです。
JUNGKOOK :ショーケースの日でした。 ステージから降りると、 こみ上げてきました。 僕だけじゃありませんでした。 みんなで抱き合いました。 涙が出ました。 あの日のことを思い出します。
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d(Dicon・インタビュアー): 2013年6月12日。 生まれて初めてBTSという名前でステージに立った。 BTSの誕生だ。 あれほど立ちたかったステージ。 ラップを刻み、 ダンスを踊った。 耐えられた。 傷つくことくらい。
「あれほど立ちたかったステージ。 ラップを刻み、 ダンスを踊った時、
まだ生きていると感じた。
疲れてつらい通勤ラッシュなんていくらでも我慢できる。
まわりのみんなが見ていてくれるから。 体はつらくても我慢できる。 声援が背中を押すから」。
<「Born singer」より>
