割れんばかりの拍手の中、素晴らしい余韻を残して唾奇がステージを去る。そして「オレンジ」「See You Later」でライヴ本編の幕を下ろした。すると観客からはすぐさまアンコールの声が上がる。ライヴのお決まりとして言ってるといより、本当に「もっと聴きたい」と願っているようなコールだった。
まずバンドメンバーが先にステージに登場する。すると猛烈なGeGコール。バックバンドの中央にスポットライトが当たり、GeGがエレピを演奏すると、小さなシャボン玉が雪のように舞い落ち、フロントマンの2人もステージに帰ってくる。アンコール1曲目は「DOWN」。とびきりメロウな新曲を会場に舞い落ちる雪がロマンチックに演出した。そして最後の曲は変態紳士クラブのアンセム「すきにやる」のセルフリミックス。より壮大になった代表曲をみんなで合唱する。終盤には感極まったWILYWNKAとVIGORMANが抱き合うシーンも。2020年最初のライヴは、凄まじいスピードで成長する変態紳士クラブの現在を感じさせる素晴らしい内容だった。
彼らは春に2nd EP「HERO」、6月には福岡、名古屋、東京、大阪を回る「変態紳士舞踏会 “HERO” TOUR 2020」を開催する。
Text:宮崎敬太
2020年2月2日 東京都 新木場Studio Coast
変態紳士クラブ「変態紳士舞踏会-2222-」セットリスト
01. INTRO
02. Do It(新曲)
03. Everyday / WILYWNKA
04. CIROC feat. 変態紳士クラブ / WILYWNKA
05. WAVY
06. すきにやる
07. Return Of The Rap / WILYWNKA
08. 2020 / WILYWNKA
09. A few / VIGORMAN
10. HOME
11. Vintage From Teenage feat. 変態紳士クラブ / VIGORMAN
12. 湾岸TWILIGHT NIGHT
13. HERO(新曲)
14. Mayday / WILYWNKA
15. 大人が言う / VIGORMAN
16. Take It Easy feat. 唾奇 / WILYWNKA
17. Merry Go Round feat. 唾奇, WILYWNKA, VIGORMAN / GeG
18. オレンジ
19. See You Later feat. 変態紳士クラブ / WILYWNKA
20. DOWN(新曲)
21. すきにやる2020
