ここで実は、機材トラブルが発生。メンバーはステージに残ったまま「ここからテレビを点け た人は勘違いするんじゃない? そう、今日はトークライヴです(J)」というように、和や かにトークやメンバー紹介などが繰り広げられる。そして「FC SLAVE として LUNA SEA の看板を守ってくれたのはみなさんですからね、だから僕たちはここに帰ってこられたんで す。(SUGIZO)」「あのときは生意気にもなっていたと思うし、迷っていたとも思う。苦 しさも若さがあって、そういうなかで終幕を選んで。“LUNA SEA っていう言葉、ちょっとの 間でいいから聞きたくないんだよね”っていう時期をメンバーは多かれ少なかれ経験して いるんだと思うんです。そんなときでも LUNA SEA を支えてくれたファンの人たちがいた。 (RYUICHI)」と、今だからこそ言える本音と心からの感謝の言葉も飛び出す。 「いやー、こうやって人の絆って深まるんだね(INORAN)」というように、メンバー一丸 となってそのトラブルさえも楽しんで乗り切る姿は、まさに貴重な“神回”となったといえよ う。
ここで SUGIZO が、機材トラブルを抱えたままライヴを続行することを決断し後半戦に 突入。完璧とはいえない状況のなか、メンバーが一丸となって実力と信頼で支えるパフ ォーマンスで『BLACK AND BLUE』から、本編最後にシンガロングが巻き起こった 1st シングルでもある『BELIEVE』まで全力で駆け抜けた。
撮影=田辺佳子、橋本塁、清水義史 画像 7/8
アンコールを待つ間、アリーナのどこからともなく『きよしこの夜』の合唱がはじまり、スマート フォンのライトでアリーナに光の宇宙が出現。メンバーがステージに再登場するとクリスマ スソング『HOLY KNIGHT』から『White Christmas』、そして『I for You』と LUNATIC X’MAS にはマストの楽曲たちをお返しとばかりに捧げてくれた。
そしてライヴではラストの楽曲として定番の『WISH』で銀テープが舞う。ステージは暗転 するがまだこれだけでは終わらない。アルバム『CROSS』の 1 曲目である『LUCA』のイン トロがはじまる。「この曲から俺らの新しい旅たちが始まるから一緒に旅しようぜ! (INORAN)」と叫んだように、ラストの楽曲ではあるが終わりではない始まりの余韻を 残し、“LUNATIC X’MAS2019”は終了した。
・番組情報
番組名称 LUNA SEA 30th Anniversary Special Program 5 人の伝説たち
放送日時 ■2 月8日(土) 午後2:00~
LUNA SEA 30th Anniversary LIVE LUNATIC X’MAS 2019 at さいたまスーパーアリーナ day-2
チャンネル テレ朝チャンネル1
