2020.01.08 公開
格闘技ファン注目の格闘技の方のマッチメークは魅力的だ。
旧K-1の代名詞だったヘビー級に日本代表として出場するのはMA日本ヘビー級王者の山下力也(道真会館)。
アーツ推薦のバダ・フェルダオス(オランダ)と激突する。
山下は愛媛県で空手の修行に励みながらキックのリングに上がり続ける朴訥な25歳。見た目とは裏腹にガンガン前に出て行く攻撃的な空手家だ!
一方のフェルダオスはドージョー・ピーターアーツに所属する22歳の若手ホープ。
かつてRISEヘビー級王者だった清水賢吾(極真会館)を1RでKOしたハードワーカーだ。あれから1年半、さらにパワーアップしたフェルダオスは成長著しい山下の首を狙う。
また、ムエタイの二大殿堂のひとつ──ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者にもなったT-98(たくや クロスポイント吉祥寺)も出場し、イリアス・ボカユア(オランダ)と激突する。フェルダオス同様、ドージョーピーター・アーツのボカユアは今年5月のホーストカップ名古屋大会でMA日本スーパーウェルター級王者の真樹親太郎(真樹ジムAICHI)を1RKOに葬った選手だ。タフネスで慣らすT-98にとっても歯ごたえのある相手だろう。
そして新人時代から武蔵兄弟の指導を受ける元ホーストカップ日本スーパーライト級王者の麻原将平(PFP)も出場を志願。ピエトロ・ドウリャ(オランダ)と激突する。スリナム系オランダ人のドウリャはA-1世界王者で、かつて日本で梅野源治(フェニックス)とも拳を交わした経験を持つオランダの古豪だ。打たれ強い一方で倒せる一撃を持ち合わせているだけに、テクニシャンの麻原にとっては危険な相手だろう。
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