2部の最初のリクエスト曲は1部のラストナンバーだった「合言葉」だったが、ここでは二人のアコースティックギターの弾き語りで演奏。「遠距離恋愛になる」というお客さんに向けて心を込めて届け、続く「先に言うね」も弾き語りで高らかに歌い上げると、場内からは温かい拍手が沸きおこった。そして、最初のトークコーナーは「スタッフによる今年を振り返るさくらしめじクイズ」のはずが、まさかのドッキリコーナーへと展開。髙田は「きのこりあん(ファンの総称)がキュンとするひとこと」を求められ、田中は忘れ物が多すぎると暴露された挙句、電流が流れるビリビリ罰ゲームを浴び、ステージを走り抜けるほど悶絶。スタッフからの「都合が悪くなると無視する」というクレームを受けた髙田も仲良く同じ罰ゲームを受ける結果となった。
そして、2部のカバーコーナーでもバンドサウンドでASIAN KUNG-FU GENERATIONの「遥か彼方」をカバーすると、会場からは自然とクラップが沸き起こり、田中は「純粋に楽しんじゃった」と満足げな顔を見せた。再びリクエストコーナーに戻り、観客は「だるまさんがころんだ」を希望。田中は「中学の時に幼なじみに向けて書いた手紙が元になっている曲です。思い入れのある曲なので、童心に返って歌いたいと思います」と語り、弾き語りで丁寧に歌唱。YouTuberとしても活躍中の「たかぴょん企画」のコーナーでは“500人での伝言ゲーム”を観客が一体となって楽しみ、髙田が人生で初めて作った曲である「ポンコツデリシャスロード」と「かぜいろのめろでぃー」を弾き語りで披露。<来年の抱負>を書いた垂れ幕には「窮鼠猫を噛んでやる」(田中)、「新生活に心を開く」(髙田)と記した二人は「この2つの言葉を胸に2020年を乗り越えていこうという思いでいます」と来年に向けた決意を強く表明。最後に髙田が「みんなで一緒に歌って、踊って、声を上げて。2019年の辛いことを全部、この会場に流していきましょう!」と呼びかけ、「てぃーけーじー」で客席を巻き込んで大騒ぎをし、「来年も皆さんと一緒にいい年にしていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」という言葉に続き、二人がマイクを外し、生声で「よいお年を〜〜〜!」と声を揃えて挨拶し、様々な挑戦に満ちた2019年最後のステージを後にした。
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なお、さくらしめじは、2020年3月4日に3ndアルバム「改めまして、さくらしめじと申します。」をリリース。1月26日(日)よりリリース記念イベントを開始。また、結成5周年第5弾企画として、3月30日(月)にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でのワンマンライブ「世界イチHAPPYな卒業式やりまーす!(仮)」の開催が決定している。
レポート:永堀アツオ
【1部セットリスト】
M1 ねこの16ビート
M2 きみでした
M3 完全感覚Dreamer/ONE OK ROCK
M4 いくじなし
M5 おもいでくれよん
M6 笑顔の未来へ
M7 合言葉
【2部セットリスト】
M1 合言葉
M2 先に言うね
M3 遥か彼方/ASIAN KUNG-FU GENERATION
M4 だるまさんがころんだ
M5 ポンコツデリシャスロード
M6 かぜいろのめろでぃー
M7 てぃーけーじー
