モジャモジャのパーマヘアに、自身のレーベルのマークが入ったワークシャツ姿。水割りを舐めながらのほのぼのとしたワンマンステージだが、曲はいずれも民生ワールド。この個性が見る者を惹き付けるということを改めて感じさせてくれるステージだ。

そんなマイペースな彼は、出演時間も自分でコントロール。「あと何分？あんまり残ってないやん！」と手元の置き時計をチェックすると、慌てて次の曲『俺のギター』へ。すっかり扱いやすくなった相棒のギターと、それにマッチする自分の声をテーマにしたこの曲もまさに民生ワールド全開だ。

奥田民生 ©rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 19/20 supported by Amazon   画像 4/6

「時間が微妙だなぁ。年上が時間押したら示しが付かんからなぁ」ぶつぶつ言いながらも次は自ら「ヒット曲！」と始めた『さすらい』。オーディエンスも曲を口ずさむ中、曲を締めくくると「(企画制作であるロッキング・オン・ジャパン代表取締役社長の)渋谷さん、もう一曲やらせてくれー！」とラスト一曲『COSTOM』をドロップ。一曲得した気分のオーディエンスが大喝采を送る中、奥田のマイペースなソロステージは締めくくられた。

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