そして「バッタマン」でカイが「今日は最高の友だちが来てくれましたよ。みんな、おいで!」と呼び込むと、なんとピーナッツの仲間たちからスヌーピー、チャーリー・ブラウン、ルーシーが。セサミストリートの仲間たちからエルモ、クッキーモンスター、ゾーイがステージに登場! 昨年に続き2度目のコラボとなるエルモとクッキーモンスターはもちろんのこと、どのキャラクターも完璧に踊り切り、終演後のメンバーも「サビくらいかと思ってたらAメロや間奏も1曲丸々覚えてたのですごくビックリした」(タクヤ)、「しかも上手いんだよね。スキルが素晴らしい!」(カイ)と絶賛していた。普段から会場中を“バッタダンス”で沸かしまくる鉄板曲に凄まじいプラスアルファが加わって、“ヤバい!”と大興奮する8号車に「みんな、俺たちのこと見てた?」とリョウガは心配していたが、それはメンバーも同じこと。当の彼も曲中でクッキーモンスターたちにツーショットをねだったあげく、キメ台詞を「かわいいは正義!」に言い換え、ユーキもダッシュでエルモの胸に飛び込んでいく。ピーナッツの仲間たちとじゃれ合っていたタクヤに至っては、「申し訳ないんですけど、本番中8号車のことをあまり見てなかったかも。ただただ癒しの時間でした」と囲み取材で告白。曲終わりにユーキが叫んだ「8周年、最高!」という言葉も、きっと本心からのものだったに違いない。
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さらに8号車の渾身のコールが青空に抜けていく「Drawイッパツ!」に続き、クライマックスには超特急の最新クリスマスソング「Sweet Bell」が披露された。“星に願いを”という歌詞に合わせ、指で星を描くロマンティックなナンバーを、タカシの巧みなヴォーカルワークが壮大に彩って、その甘さをより引き立ててゆく。そして「皆さん、今年はありがとうございました。来年もよろしくお願いします!」とタクヤが告げてのラストナンバーは、超特急が8年前の初ステージで披露した「No More Cry(Christmas ver.)」。その意図についてユーキは、「去年の7周年ライブは「No More Cry」で始まったので、今回は僕たちのデビュー曲でもあるこの曲で〆たいなと。そんな想いを込めて、クリスマス曲としてやらせてもらいました」と伝えてくれた。横長のステージに大きく広がって熱い想いを放つ彼らに、8号車も深い幸福感の中で熱狂。そんな客席に「2020年の超特急もよろしく。大好きや!」(タカシ)と呼びかけて、2019年のラストステージは締めくくられた。
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年明け1月3~5日には、アリーナツアーの東京公演『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva』を代々木競技場 第一体育館で3デイズ開催し、早くも2020年の活動をスタートさせる超特急。終演後、ユーキは「あと2年経てば10年。10周年まで行って、東京ドームという夢を叶えられる大きなグループになっていけたらなと、今日のライブをしてみて痛感しました」と語っていたが、2020年はその大きな足掛かりとなるだろう。
文:清水素子
【セットリスト】
M1:No.1
M2:超えてアバンチュール
M3:Burn!
M4:Revival Love
M5:Don’t Stop 恋
M6:Drive on week
M7:Bloody Night
M8:POLICEMEN
M9:My Buddy
M10:バッタマン
M11:Drawイッパツ!
M12:Sweet Bell
M13:No More Cry(Christmas ver.)









