今年リリースしたシングルが2作連続でオリコンウィークリーランキング1位を獲得し、YouTubeで公開したMVは東南アジアやヨーロッパ、南米など海外からのアクセスが殺到して、5作合計で1000万回再生を突破。始動わずか1年にもかかわらず、今や国内外から注目を集める7人組ダンス&ボーカルユニットのONE N’ ONLYが、11月24日に『ONE N' ONLY〜EBiSSH×SBC〜 Zepp Tour 2019』の最終公演をZepp DiverCity(TOKYO)で開催した。メンバーが熱望していたスタンディング形式での東名阪Zeppツアーだけあって、客席フロアには満員のSWAG(ONE N’ ONLYファンの呼称)が集結し、チケットはソールドアウト。ライブ終演後には2019年を締めくくるクリスマスライブを12月に行うことも発表し、これまでに得たありとあらゆる武器を搭載した全力パフォーマンスで、この1年を支えてくれたSWAGへの感謝を示した。
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スターダストプロモーションに所属する4人組EBiSSHと、3人組さとり少年団の合同プロジェクトとして誕生し、これまでは母体2グループの持ち曲にONE N’ ONLYのナンバーを交える形でワンマンを行ってきた彼らだが、今ツアーではONE N’ ONLYの楽曲だけでライブを構成。グラマラスなSEを彩る青いライティングが真紅に変わると、音圧満点のイントロが鳴り響いて、ちょうど1年前にリリースされたデビュー曲「I’M SWAG」からツアーファイナルは幕を開けた。“SWAG”というスラングが持つ“ヤバい”“自分に自信を持っている”という意味の通り、身に纏ったシルバーのジャケットのごとくギラついたパフォーマンスで7人が場を圧倒すれば、グループカラーである白のペンライトを掲げた客席からは悲鳴があがりっぱなし。「ツアーファイナル行くぞ! お前ら手をあげろ!」というKENSHINの煽りから続いたサマーチューン「Sexy Beach Party Yes!!」でも、さっそくSWAGたちの大合唱が場内に満ちる。ステージに大きく広がるダイナミックかつシンクロ率の高いフォーメーションダンスといい、TETTA、REI、EIKUが次々にマイクリレーする巧みなボーカルワークといい、まさにSWAG。沸き立つ満員の客席を見渡して、NAOYAは「Zeppツアーは去年もやったけどシッティングだったから、来年は絶対スタンディングで埋めたいって目標にしてました。こんなにたくさん集まってくれて嬉しいです!」と感謝を述べる。
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以降はHAYATO&KENSHINの煽情的なラップも加わって、より多彩色なパフォーマンスを展開。エキゾチックなムードの「LA DI DA」に、スモークの中でシャツをまくり上げ、ラストは全員が床に頽れるダンスで妖しい爪痕を残す「Black Hole」でダークに攻めたかと思いきや、「Don’t worry」に「Bla Bla Bla」と失った愛を切なく、けれどどこか爽やかに歌うダンスチューンで、場の空気を黒から白へと一変させてしまう。いずれにせよ際立ったのはダンスの切れの良さで、特に前述2曲の間に挟み込まれたダンスセクションは圧巻だった。ペアにトリオと次々にフォーメーションを変えながらフロアの目を奪うレベルの高いアクトに、海外で沸騰する人気の一つはこのダンス力であると確信させられるが、振り付けたのはなんとリーダーのHAYATO。当の本人は「7人でマイクを持たないで踊るっていうのが嬉しかった」と達成感を示したが、楽曲のバラエティのみならず、そうしたメンバーの特性を活かしてライブの幅を広げられるのも、この1年の活動の賜物だろう。
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「次はみんなで騒ぐところ!」というNAOYAのMCからは、SWAGたちと共に踊り、声をあげるターンへ。白いペンライトが大きく右に左に振られる「POP! POP!」、クラップして跳ねるSWAGたちが本日誕生日を迎えたTETTAに“誕生日おめでとう!”とコールを贈る「HOLIDAY」でヒートアップした本編を、最新シングル「My Love」が笑顔で締めくくる。10月に発表された両A面3rdシングルの片割れは、何を置いてもメロディが出色で、3ボーカルそれぞれがじっくりと聴かせる柔らかな歌声ともぴったりマッチ。最後に7人で大きなハートを作り「SWAGのことが大好き!」と声を揃える姿がミラーボールの温かな光とあいまって、観ているこちらも自然と微笑んでしまう。
