ここからメンバーが2チームに別れ、変幻自在なスタイルでパフォーマンスを行う2つのユニットによるライブタイムへ突入していく。
まずは年上メンバー4名による「ファイヤードラゴン」のセットリストへ。
ファイヤードラゴンは毅・玲於・颯・ジャンからなり、4人の個性も相まって、力み過ぎず、余裕感や楽しんでる様子がパフォーマンスにも表れており、ギラギラしたスパドラのセクシーさとはまた異なる、大人の余裕を帯びたスローな色気を醸し出すステージとなっている。楽曲も洋楽テイストの作りこまれた曲が多い。
SUPER★DRAGON『DRA FES2019』 photo by 笹森健一 画像 3/4
彼らのパフォーマンスは心地良さと、少しのスパイシーさが絶妙にミックスされた“大人にこそ楽しんで欲しいダンスボーカルユニット”だ。
この日、白いニット姿で登場した4人はベロア調の長ソファーにゆったり腰を掛け、ファイヤードラゴンの楽曲であるメロウなメロディに乗せた『On My Way』、激しい重低音の中に大人の危険な雰囲気を漂わせつつ、毅の擦り切れるような切ない高音が特徴的な『BlackJack』、スパドラの盛り上がり楽曲ながら、ファイヤードラゴン風にアレンジされ少しの怪しさをはらんだ『PAYAPAYA』、洋楽ディスコを彷彿とさせる楽曲でミラーボールの光が会場を包み、メンバーと観客が玲於が考えたというダンスを一緒に踊るダンスフロアさながらな雰囲気を作り出す『Let’s Get Down』の4曲を一気に披露した。
パフォーマンスを終えると「めちゃくちゃ楽しい!」と充実感たっぷりな様子のメンバーたち。
なお衣装について触れる場面もあり、「このライブは1年に1回だし、ファンの皆さんと想い出を作りたいという事で…」と毅がタメて口にしたのは「ワタクシたち、(今日の衣装は)“彼氏ニット”でございます。今日はみんなと付き合って4年目だよ、みたいな…」とまさかの甘いセリフとシチュエーションに会場からは悲鳴に近い大歓声が。
その後、これまでを振り返り初回の「DRA FES」の観客数に比べたら動員が10倍になったことに触れつつ、当時、猫好きの颯と楽で“にゃんだードラゴン”を結成をした話になると「公式にして欲しいです…」と懇願するような表情で手を合わせてお願いをしだす颯の姿が見られたり、今年だけでアルバム3枚出したことに触れると毅は「もう来年出さなくて良いんじゃ?」と冗談を交えて口にすると慌てながら玲於がすかさず「馬鹿野郎!来年も出すんだよ!」と絶妙な掛け合いを見せ、客席からはトーク中、終始歓声や笑い声が起こっていた。
その後「Make Some Noise!(盛り上がっていこうぜ)」と言いながらステージを後にしたファイヤードラゴンのメンバーたち。
