2019.11.18 公開
WANDS 第5期、「真っ赤なLip」で幕を開けた初ライブ開催!

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 すごい緊張していると言いながら、強く真っ直ぐな言葉を述べた上原。聞き入っていた会場から静かに拍手が起こった。
 「それでは、聞いてください。「もっと強く抱きしめたなら」」


 聞き覚えのある柴崎のギターソロ、彼らの代表曲であり1992年のミリオンヒット・ナンバーだ。昨年DAIGOがソロALでカバー、そのプロデュースをかって出たプロデューサー長戸大幸がスタッフの強力な推薦もあり、今回のWANDS再結成へと導いた意義深い曲でもある。
 この明るくも美メロ満載誰もが口づさめるほどのナンバーを新ボーカル上原大史はどう歌うのか? しかしそんな杞憂も一瞬でかき消えるくらい彼の歌声、声量、そしてビジュアル・パフォーマンスに至るまで、全く違和感なくオリジナルWANDSのイメージに溶け込んでいる。何者にも臆することのない堂々としたその姿勢は、まさに本物のロックボーカリストのオーラを放っていた。
 ドラムカウントで始まった3曲目のナンバーは「時の扉」。柴崎の印象的なギターリフイントロ、木村の豪快なシンセサウンド。1993年を知る者なら、この曲がこの名前を冠したアルバムが、その年のNo.1セールスであったことを思い出すだろう。力強く壮大なナンバーは、さらにシンプルにソリッドにブラッシュアップされ、サポートのリズム陣と共に力強いバンドサウンドを響かせていた。

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 懐かしくもビルドアップされて新しい、このモダンさ、その煌めきこそがWANDSサウンドを現代に蘇らせた必然だった。
 最後の曲前に上原がもう一度、自分自身の決意を再確認するように言った。
 「この先も新生WANDSとしてやっていきます。何が起ころうとも気にせずどこまでも突き進んで行こうと思っています。よろしくお願い致します。最後の曲です「世界が終るまでは…」。

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 この曲もWANDSナンバーの中では、名曲中の名曲。1994年アニメ「スラムダンク」の主題歌として日本中を熱狂させたミリオンヒットナンバーだ。年月を経てもなお色褪せない楽曲は素晴らしい。それをライブで中実に再現して蘇らせたバンドの底力、そして新たなる地平を切り開いて見せた新ボーカル上原大史。確かに第5期WANDSの始動には年月を超越したソウルが宿っていた。
 日本の音楽シーンが「音楽」そのものの力で光輝いていた1990年代、その栄光が再び戻ってきたかのような感触を感じさせる感動的なライブだった。
 2020年、時代は変わる、そして再び新しい時代の扉を開けるのは、第5期WANDSなのかもしれない。
(TEXT:斉田才)


★待望のNEW SINGLE「真っ赤なLip」2020年1月29日(水)リリース!
約21年ぶりの新曲は、スリリングで挑発的なロック・チューン!GIZA・D-GOレーベルよりリリース!
C/Wには柴崎浩アレンジによる「時の扉」「もっと強く抱きしめたなら」のWANDS 第5期ver.を収録!

◆形態
通常盤(CD) \1000+税
1. 真っ赤なLip  2. 時の扉 〜WANDS 第5期 ver.〜
■品番 GZCD-7006 ■POS 4523949091008
   
タイアップ盤(CD) \1000+税
1. 真っ赤なLip 2. もっと強く抱きしめたなら 〜WANDS 第5期 ver.〜 3. 真っ赤なLip -TV size-
■品番 GZCD-7005 ■POS 4523949090902

・真っ赤なLip 作詞:上原大史 作曲/編曲:大島こうすけ
・時の扉 〜WANDS 第5期 ver.〜 作詞:上杉昇 作曲:大島康祐 編曲:柴崎浩
・もっと強く抱きしめたなら 〜WANDS 第5期 ver.〜 作詞:上杉昇・魚住勉 作曲:多々納好夫 編曲:柴崎浩

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