デビュー30周年という記念すべき年に、東京スカパラダイスオーケストラが新たな勲章を手にした。
スカパラは10月30日(現地時間)にメキシコシティで開催されたメキシコ最大の音楽アワード『Las Lunas del Auditorio 2019』(読み:ラス・ルナス・デル・アウディトリオ)に出演した。
2002より毎年開催されており今年で18回目となるアワードだ。
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様々な賞が表彰されるなか、スカパラは『Espectaculo alternativo』(読み:エスペクタクロ・オルタナティボ)というメキシコで優れたライブパフォーマンスを披露しているミュージシャンに贈られる賞にノミネートされた。
同賞にはスカパラを含めた5組がエントリーされていたが、プレゼンターがスカパラの名前を読み上げると、1968年のメキシコ・オリンピックでも使用された由緒ある会場のAuditorio Nacional(アウディトリオ・ナショナル)の大観衆から大きな歓声が響き渡った。
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スカパラが初めてメキシコでライブを披露したのは、2011年に中南米最大の音楽フェスと言われているVive Latino(ヴィヴェ・ラティーノ)へ出演したときであり、それ以降、何度となくメキシコの地でライブを重ね、メキシコの人々を熱狂させてきたライブパフォーマンスが認められての受賞となった。
誇らしげにステージに登壇したスカパラは、メンバーを代表して谷中敦(Baritone sax)がスピーチを披露。もちろんスペイン語でのスピーチだ。デビュー30周年の記念すべき年にこのような素晴らしい賞を手にすることができてとても嬉しいこと。スカは自由であり、エナジーであり、友情であること。スカを通じて異国の地であるメキシコでもたくさんの友だちができたこと。今回の賞はメキシコにいるスカパラのファンと一緒に獲得できた賞だと思っていること……などをスペイン語で伝えたあと、「日本のファンの方々ありがとう!」とスカパラを支えてくれている日本のファンにも日本語で感謝の想いを伝えた。
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スピーチの最後には「スカに国境はありません!そして、トーキョースカの楽園にも国境はありません!」という言葉を残しステージを後にした。初めてメキシコの地でライブを披露してから8年。日本のライブバンドとしての矜持を抱いて、愚直にライブを重ねた結果手にした勲章。
デビューから30年が経った今もなお、スカパラが奏でるトーキョースカの楽園は広がり続けている。
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