10月14日(日・祝)に舞浜アンフィシアターで「RED WARRIORS 完全復活第一弾"Swingin’Daze"21st Century&The Greatest Hits」が開催された。ライブは2部構成となっており、第1部が解散直前の1989年に制作された最後のスタジオ録音アルバム『Swingin’Daze』の再現ライブ。そして第2部は『The Greatest Hits』という贅沢な組み合わせだ。
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今年1月に完全復活を宣言したRED WARRIORS。これまでも一時的な再結成やピンポイントでの活動をしてきた彼らだが、今回はただの復活ではなく「完全復活」だ。6月にはアルバム『Swingin’ Daze』リリース30周年完全版ライブを実施し、この音源がアルバム化されるなど、2019年は「完全復活元年」ともいえる記念すべき年になった。そんな中で満を持して開催された2部構成の「完全復活第1弾」ライブの様子をレポートする。
【第1部 "Swingin' Daze"21st Century】
第1部はアルバム『Swingin’Daze』の再現ライブ。スモークが舞い上がる中、木暮"shake"武彦のギターが響き、ドラムがゆっくりと絡み合う。待ちわびていたオーディエンスの手拍子が会場中に響いたかと思うと、雰囲気は一変。『欲望のドア』のイントロが始まった。ボーカルのダイアモンド✡ユカイは、黒にオレンジのスーツに黒のマントといった姿で登場。黄金のアイマスクを付けた顔の半分は、映画『JOKER』の主人公のようなピエロメイクという凝ったスタイル。「さぁ行こう!マジカルトリップショーの舞台へ。Are you Ready?」何度もそう繰り返すユカイは「Welcome to Swingin' Daze!」と、アルバムの世界へオーディエンスを誘っていく。ステージ中を動きながら、何度もマントを翻す姿はまるでオペラ座の怪人さながらだった。
続いてはマントを脱ぎ、ギターを手にするユカイ。「Clap your Hands!」と会場中に手拍子を要求して始まったのは『SUNDAY SUNSHINE』。バラの花を包むように抱え、その花びらを砕いてまき散らしながら歌った『Sister』。かと思えば『鏡の前のメリー・アン』では、軽快なステップでステージを跳ねる。
そんなユカイが一旦ステージから姿を消すと、ベースの小川キヨシがユカイの代わりに正面に立ち、ハイトーンボイスを響かせながらベースソロを展開。クライマックスでは自身の身体にベースを叩きつけるパフォーマンス付きで重低音を奏でた。