2019.10.28 公開
【ライブレポート】ダイアモンド✡ユカイJOKERメイクで高笑い! RED WARRIORS完全復活ライブ。

RED WARRIORS Photo by  森島 興一  画像 1/4

『John』が終わり静まりかえる会場。ただ独りスポットライトに照らされた木暮"shake"武彦のギターからは『ルシアンヒルの上で』のイントロが流れる。言わずと知れた彼らを代表する名曲だ。ユカイはパナマハットをかぶり、この曲の世界観をさらに盛り上げる。


『ルシアンヒルの上で』が終わると「シャケ!」と呼ぶ声援が会場に響いた。その声にギターの歪みで応えるシャケ。マラカスを手にステージ前へせせり出るユカイ。そしてシャケの癖になるギターリフが始まった。そう。次の曲は『Monkey Dancin』だ。「お手並み拝見するぜ、舞浜!」ユカイの声で会場中がモンキーダンスで暴れ出した。

【ライブレポート】ダイアモンド✡ユカイJOKERメイクで高笑い! RED WARRIORS完全復活ライブ。RED WARRIORS Photo by  森島 興一  画像 3/4

「1部2部と長いコンサートだったけど、こんなに集まってくれて本当にうれしいです。あいにく日本はこのタイミングですごい台風に巻き込まれてしまいましたが、困っている時にはみんなで助け合いたいよね。俺たちはこんな風に歌ったりすることしかできないけど」。ユカイのMCに続いて流れたのは『バラとワイン』のイントロ。この曲では、サビの間に客席からステージに向けて薔薇の花が飛び交うのがお約束だが、ステージに飛び込んでくるバラの花をユカイは歌いながら見事にキャッチ。こういった見せ場がさりげなくつくれてしまうところに、ダイアモンド✡ユカイのロックスター性を感じずにはいられない。そして投げキッス。さらに「All you need is love!」のシャウト。ビバップ風のフレーズを口にするユカイの後ろでは、シャケとキヨシが向かい合って演奏を繰り広げていた。


第2部のステージもいよいよクライマックス。『Shock me』ではキヨシのベースソロに手拍子が沸き、3人が1つのマイクで歌う。その一体感のままオーディエンスのシンガロングへ。ユカイがマイクスタンドを客席へ向けて、ステージの端から端まで移動した『Foolish Gambler』で、会場が上下に揺れたのも忘れられない体験となった。そして本編ラストは代表曲『Casino Drive』。こうして駆け抜けるようにグレイテストヒットが披露されていった。「音楽はバカにならなきゃ楽しくないからね!」うれしそうに口にしたユカイの笑顔が心に残ったという人も多いことだろう。

しかし、会場が揺れるほど熱くなったオーディエンスの熱気は冷めやらず、メンバーが去った途端にアンコールの拍手が響いた。それを察してか、メンバーはすぐにステージへ。ユカイは手を振りながらスタンドマイクを手に、再びステージ中央に立った。「サンキュー! どうもありがとう。今日は最高!」アンコールは『Wild&Vain』。ユカイがサングラスをかけると、ギターのイントロがスタート。ベースにキーボードの音が絡み合うと、ユカイがブルースハープで追いかけていく。そんな中、サビではコール&レスポンスが繰り広げられ、曲を終えるとメンバーはクールにステージを後にした。


この日は大阪2DAYSに続く、最後の東京公演。それだけにオーディエンスもまだまだ帰りたがらない。2度目のアンコールの手拍子も鳴りやまず、再び颯爽とステージに登場するユカイ。続いてシャケやキヨシも楽器を構えてスタンバイすると『Birthday Song』が奏でられた。本公演が「RED WARRIORS 完全復活第一弾」と銘打たれているからだろうか。完全復活した彼らの新たな誕生を宣言するかのように、『Birthday Song』が放たれたのだ。ここで記念撮影タイムとなり、休憩を挟んでの2部構成、延べ4時間を超えるライブは終わるかに思えた。だが、メンバーは再び定位置にスタンバイ。「今日はもうやるんだったら徹底的にやるからね!SNSとかもバシバシUPしていいから!」まさかのアンコール3曲目は『Royal Straight Flush R&R』。口に含んだ水をステージ前に思い切り噴き出すユカイ。そして、オーディエンスは最後の盛り上がりを見せながらも、彼らの勇士をスマートフォンやカメラに残そうと、ステージ上のメンバーを追っていた。

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