2019.10.16 公開
2011年より毎年開催されているテレビ朝日主催の音楽ライブイベント、テレビ朝日ドリームフェスティバル(通称:ドリフェス)が幕張メッセ国際展示場ホールにて開催された。台風19号の影響により、2日目からの開催となったものの、ラストを飾る14日(祝・月)は予定通り開幕。GLAYのライブレポートをお届けする。
今年デビュー25周年を迎えたGLAYが選ぶ始まりの曲は、あえて万人が知らない「ALL STANDARD IS YOU」。2001年にリリースされたアルバム「ONE LOVE」のオープニングであり、知る人ぞ知る楽曲だ。TERU(Vo)のアカペラから歌いだされるシンプルな歌詞に、TAKURO(Gt)とHISASHI(Gt)のギターサウンドが響きわたり、JIRO(Ba)のベースが重なりあうロック・バラードからのスタートに、オーディエンスの意識はあっという間に彼らに釘付けとなった。
意外な選曲から続くナンバーは、GLAYデビュー20周年にリリースされた「VERB」。吹き上がるファイアーボールを目の前に「行くぜー!!」と勢いよく叫ぶと、全開のロックナンバーでテンションを引き上げていく。数多のメジャー曲を持つ彼らだからこそ、次の歌声は……?と予測したところで、さらなる大きな裏切りを見せてくれたのが、3曲目の「Flowers Gone」。インディーズ時代のデモテープ「DANCE VISION」に収録されているメジャーデビュー前の楽曲をドリフェスに投入するという想定外のサウンドで、ビジュアルバンドの貫禄を見せた。
GLAY ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2019 / 写真:岸田哲平 画像 2/5
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