2011年より毎年開催されているテレビ朝日主催の音楽ライブイベント、テレビ朝日ドリームフェスティバル(通称:ドリフェス)が幕張メッセ国際展示場ホールにて開催された。台風19号の影響により、2日目からの開催となったものの、ラストを飾る14日(祝・月)は予定通り開幕。新元号ソング「令和」が話題になるなど、話題が絶えない笑撃バンド・ゴールデンボンバーのライブレポートをお届けする。
【さらに写真を見る】ゴールデンボンバーがライブあるあるを題材にした新曲初披露!(6枚)
ドリフェス中盤戦、大爆笑からスタートした1曲目は、ゴールデンボンバーがブレイクする前から存在し、今でもライブで歌われることが多い「元カレ殺ス」。鬼龍院 翔(Vo-karu)、喜矢武 豊(Gita-)、歌広場 淳(Be-su)、樽美酒 研二(Doramu)の4人が勢いよくステージに雪崩れ込み、なんちゃって演奏で場内の熱気を上げていく。その勢いで流れ出す2曲目は「死 ん だ 妻 に 似 て い る」。念仏のように唱えるラップからサビまで、コミカルなホラーを表現した歌詞とメロディーラインが特徴的だ。「踊れる方は踊ってください!手拍子とかでもいいです!」と恐縮しながら鬼龍院 翔ことキリショーが歌って踊ってのパフォーマンスを魅せつけたところで、お馴染みのMCタイム。
ゴールデンボンバー ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2019 / 写真:岸田哲平 画像 2/6
ゴールデンボンバー ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2019 / 写真:岸田哲平 画像 3/6
「後ろの方まで〜!ようこそいらっしゃいました!メンツがドリーム!メンツがドリーム!!」と、ひたすら「ドリーム」を連呼するキリショー。「年齢順だとそろそろ中堅?」と自分たちのポジションを確認しながらも「あ、オレたちバンドじゃない(笑)」と自虐ネタにするのも忘れない。さらに、今回の共演者がビジュアル界の大先輩であることから、「周りの方(オーディエンス)、だいたいが先輩のファンだからね!(ゴールデンボンバーに)無関心の方もいるかと思いますので、自己紹介します!」といつものメンバー紹介がスタート。
LUNA SEAのSUGIZOを尊敬すると宣言した喜矢武 豊は「多彩なギターリストになりたいです」と宣言、「僕たちのライブが盛り上がってます風でお願いします!」とオーディエンスに協力要請を求める歌広場 淳、「おちんちーん」からの下ネタで「ダメでしょ!」とメンバーからツッコミを受け流しつつ「LUNA SEAの真矢さんの回るドラムセットに負けないよう、回って叩きます!」と樽美酒 研二。何かを予感させる自己紹介を終え、「抱きしめてシュバルツ」が流れ出すと、黒ブリーフ姿の樽美酒 研二がクルクル回りながら人間ルーレットで登場。その横でバイオリンを片手に佇むのはSUGIZOを意識したビジュアル系を強化した喜矢武 豊。音がハズレていても、きらきら星を本気で弾く見映えが良いため「カッコいいのがムカつくんだけど」と、キリショーからジェラシー発言が飛び出す場面も。もはやカオスとしか言いようがないゴールデンボンバーの体を張ったパフォーマンスに笑いが起こるも、「今日はツメツメにしたので次の曲行くよ〜!」とさくさく進めていくキリショーの言葉に、再び爆笑が舞い降りた。