2019.10.16 公開
【ライブレポート】 X JAPAN・YOSHIKIの元に最強の無敵バンドが大集結!hideに美しい音色で「HURRY GO ROUND」を届ける!〈テレビ朝日ドリームフェスティバル2019〉

X JAPAN・YOSHIKI ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2019  画像 1/7

「今からさ、紅って曲をやろうと思うんだけど。失ってしまった友人や家族がいるかもしれないけど、キズを持って生きている人もいるかもしれないけど、今からそんな気持ちを声にして歌ってみようよ、みんな歌ってくれる?」

YOSHIKIのピアノを伴奏に、携帯ライトを振りかざしながら大合唱。ピアノを引き終わり移動した先には、神々しい光に照らされながらドラムの上に佇むYOSHIKIが降臨した。言うまでもなくこれを意味するのはYOSHIKIのドラムパフォーマンス。絶対音感と絶対リズムで叩き出すスネアドラムの高速連打に合わせて、スモークやクラシック音楽、ソプラノの歌声など、さまざまな要素が絡み合い、特殊なサウンドで魅了した。

ライブ後半でお披露目された「KISS THE SKY」では、SUGIZOが奏でるバイオリンの音色にのせてYOSHIKIが歌を歌うという珍しい場面も。そのままピアノに駆け寄り、Katieの歌声とSUGIZOのバイオリンが折り重なるアンサンブルが響き渡るこれまでにはない貴重な演奏となった。続く「ART OF LIFE」でも、管楽器とのコラボレーションを演奏するYOSHIKI。どんなに破壊的な音を出しても、最後にはひとつの芸術かのように美しくまとめてしまう才能は、もはや異次元レベルとも言えるだろう。

【ライブレポート】 X JAPAN・YOSHIKIの元に最強の無敵バンドが大集結!hideに美しい音色で「HURRY GO ROUND」を届ける!〈テレビ朝日ドリームフェスティバル2019〉X JAPAN・YOSHIKI ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2019  画像 4/7

そんな異彩を放つYOSHIKIだが、今年は被災地へのチャリティ活動として寄付だけでなく実際に自分の足で被災地へ行き、瓦礫の撤去作業を行ったのだとか。身体はボロボロだけど気持ちは充実していると感じるその裏には、他人を助けること=自分を助けることに繋がっているという実感があったからだと語り、今このステージに立てるのは皆のおかげだとファンに向かって感謝の意を述べた。

無限の愛を込めて演奏する最後を締めくくる楽曲は、X JAPANの名曲ともいわれている「ENDLESS RAIN」。心を揺さぶるピアノとバイオリンが重なり合う感動的なラストソングとなった。

全ての楽曲を終えたところで、ふとYOSHIKIが目に留めたのはステージ裾から様子を伺っていたSUGIZOの存在。「俺のこと見守ってくれていたの?(笑)」とYOSHIKIが話し掛けると「乱入していいですか?」とSUGIZOがYOSHIKIの元へ歩み寄り「恋しくて恋しくて(笑)」とラブコール。さらに「一発、激しいヤツやった方がいいんじゃないですか?」とコレでは終われない宣言をYOSHIKIに投げかけると、少し考えて「LUNA SEAメンバー残ってる?リュー(RYUICHI)いる?GLAYのメンバー残っている?」と呼びかけた。YOSHIKIからのご指名で再登場したLUNA SEAとGLAYに向かって「元気?なんか同窓会になってきたな」「わらわら集まってきた(笑)」とYOSHIKI、SUGIZOが笑いながら「元気?」と握手を交わしていく。さらにTHE ORAL CIGARETTES、SCANDAL、ゴールデンボンバー、清春までも呼び入れ、ドリフェス出演者全員が総出でステージに上がるという事態に。そしてここで終わらないのがYOSHIKIの凄さ。駆けつけてくれたバンド仲間をステージに上げ、端から端まで埋め尽くすまでの人数に膨れ上がった最強のビジュアル系バンド集団「無敵バンド」が集結した。

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