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AKIHIDE 画像 8/11
SHINPEI 画像 9/11
そんな前フリから披露されたのは、2012年に『名探偵コナン』のオープニングナンバーを飾った「Miss Mystery」。魅惑のメロディにソリッドなギターが絡み付くロックチューンでギアーを上げると、いよいよ本編終盤へ。
「お前ら、頭振れ〜!」のDAIGOの咆哮を受け、フロア全体にヘドバンが沸き起こり、DAIGO自身も激しくステップを踏みながら「もっともっと」とさらに煽っていく。「DEAR LIAR」「NO SEX NO LIFE」とスリリングでエモーショナルなナンバーに沸騰する熱気。ステージ上で繰り広げられる最大限のパフォーマンスに、オーディエンスも負けじと暴れまくり、互いの気迫がぶつかり合うタフネスな空間がみるみる間に作り上げられていった。心も体も無意識に開放されていく唯一無二の時間の到来である。そして仕上げは「BROKEN」。抑えきれない衝動をそのまま曲にしたようなBREAKERZ屈指の暴れ曲だ。怒涛のドラム、唸るベース、ABメロでは拡声器で声色を変えたDAIGOが叫びまくり、間奏ではAKIHIDEとSHINPEIが息の合ったツインギターによる超絶ソロを展開。渾身のシャウトが全方位から飛び交ったコール&レスポンスなど、ライブでしか生まれない特別な恍惚感に包まれながらエンディングを迎えた。
盛大なアンコールに迎え入れられた1曲目は、「新しい世界へ 新しい時代へ」。イントロでは観客も声を合わせて『ラララ』の大合唱。壮大なロックバラードが、この日ひときわ感動的なシーンを描き出していった。
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「今日みんなと会えて、俺たちにとっての夢や希望の青い鳥は、みんなの存在であることに改めて気付きました。これからも大切なみんなを連れて、BREAKERZは羽ばたいていきたいと思います。みんなそれぞれ辛い事、苦しい事、悲しい事、色んな人生があると思います。でもこの時間に、この場所にみんなで集まれば絶対に前を向いて歩いていける、羽ばたいていける。そんな空間、時間をこれからもみんなと大切に過ごしていきたいと思います。ありったけの思いを込めて、新曲を届けたいと思います!」(DAIGO)
そう真摯に語り披露された新曲「闇夜に舞う青い鳥」は、幸せの青い鳥を掴みかけて逃してしまった人でも、諦めず頑張り続ければ、また青い鳥に巡り会えるかもしれない。そんなNEVER GIVE UPのメッセージが込められたドラマティックな一曲だ。今回のツアーテーマの答えを導くような高い訴求力を持ってオーディエンスの胸へと真っすぐに飛び込んでいった。
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そして最後は、これまでもファンと共に大切な時を刻んできた記念すべき1stシングル「SUMMER PARTY」でもうひと暴れ! 徹頭徹尾、BREAKERZらしいロック魂が濃縮された2時間のライブは華々しく幕を閉じた。
(TEXT BY 松原由香里)
