MCでは、全国15箇所、全27公演を回ったこのアリーナツアーを振り返り、この日の♠のセットリストを含め、どのセットリストも「イエローモンキーらしくて最高」と吉井は讃えた。「この4人で音を鳴らすとどんな楽曲でも特別なものになる」と語る。アルバム『9999』については、「絆や、ここに来るまでの色々な想いが詰まったアルバム」とこのツアーで進化を遂げたアルバムへの想いを伝えた。
「今日は最高の最終日迎えることができそうです。」と言うと、テレビ朝日系列木曜ミステリー『刑事ゼロ』の主題歌でも話題となった「I don't know」で本編の幕は閉じた。
そこから、鳴り止まないアンコールに応え、「30年前の曲をやらせてもらおうと思います」と、このアルバム『9999』まで音源化をしてこなかった楽曲『毛皮のコートのブルース』を披露(※毛皮のコートのブルースは『9999』アルバムダウンロード特典として購入可能)。約7分にも及ぶこの楽曲に、会場にいる全員が酔いしれた。そして『バラ色の日々』のピアノの旋律に合わせて吉井が話し出す。「THE YELLOW MONKEYは30周年を迎えます。これからも宜しくお願いします。ありがとう、愛してます。」と本当に素直な言葉を伝えた。
最後はイエローモンキーのライブと言えばこの曲!『悲しきASIAN BOY』で、大きく「THE YELLOW MONKEY」の文字をあしらったLEDが浮かび上がる。会場には花吹雪が舞い散り、幻想的な空間となった。
終演のSEが流れ、ツアーが終幕するかと思われたその時!!再び4人が登場。お客さんの足が止まる。「ドームで待ってるぜ!!WELCOME!」と、約30年前にバンドで初めてデモ音源作成をした楽曲『WELCOME TO MY DOGHOUSE』を今ツアー初披露。まさかのWアンコールに歓声が上がった!!
まさに、結成30周年の日である今年12月28日。ナゴヤドームを皮切りにスタートする、キャリア最大規模の「THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary DOME TOUR」に繋がるライブのエンディングとなった。
