曲の中でみんなでジャンケンをし、勝った人はトロフィーに名前が刻まれ、メダルももらえるという『R-P-S』、曲の冒頭に腹話術人形のような暴レ神が登場するものの、ヒモが故障しているため、イマイチキレが悪く「おまえたち、それでも盛り上がってるつもりか! 私をナメているな?」とブチギレる『暴レ神』のあとは、イントロだけが演奏されて盛り上がる『タルトタタン』でフロアはヒートアップ!
続く『天誅☆あるわけないストーリー』では、曲の前にサビの振りをていねいにレクチャーするhaderu。曲が始まると、hidekiの動きに合わせてフロアのオーディエンスも左右に動き、手裏剣を投げるジェスチャーを完璧にこなす。
MCでは「バンドを始めて14年、始めたばかりの頃はミュージシャンからも芸人からも『おまえら何がやりたいの?』って板挟み状態でした」と話すhaderu。「でも、14年経ったらミュージシャンからも芸人からも、こんなに賛同してもらえるようになりました。それに、なんといってもいちばんはついてきてくれたみなさん。こんな、どうやって楽しめばいいかわからないようなイベントに来てくださってありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。
『Reverse Bonito』では、「今日残ってる出演者の中で『カツオ投げたい!』って人がいれば投げてください」と呼びかけたため、ステージはカツオを持ったこの日の出演者で埋め尽くされる。
カツオのヌイグルミが飛び交う中、中央後方で微動だにしないムーディー勝山が逆に目立ち、笑いを誘っていた。
ラストの曲、『堕落』では「みんなぐちゃぐちゃになってほしいから前につめて!」とhaderuが呼びかけ、出演者たちも残ったままで会場全体がカオス状態に。
「長い時間、音を楽しんでくれてありがとう! 来年も会おう! 以上、オトタノオールスターズでした!」とhaderuが叫び、全員でジャンプして締めた。
最後にみんなで記念写真を撮り、8時間にわたって行われた『オトタノ2019』は、大盛り上がりの中幕を閉じた。
