2019.09.14 公開
PENICILLINが夏を取り戻せと「祭り」をテーマにライブ。満員の観客たちとPENICILLINの荒ぶるライブの熱気で、会場は猛暑ならぬサウナ祭り!

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PENICILLINが夏を取り戻せと「祭り」をテーマにライブ。満員の観客たちとPENICILLINの荒ぶるライブの熱気で、会場は猛暑ならぬサウナ祭り!PHOTO: Takatsugu Kanda  画像 3/4

ライブも終盤戦へ。PENICILLINはフロア中に渦巻く熱気ごと彼方の世界へ連れ出すように、「飛ばせ!!」と開放疾走ロックチューン「スペードKING」をぶち噛ました。野獣の咆哮のように荒ぶる千聖のギターの音へ飛び乗り、HAKUEIが風を切るように煽り続ける。なんて、気持ちをぶっ飛ばしてくれる楽曲だ!!!このまま感情をぶっ千切れ!!!
熱狂に熱狂を重ねるように、熱気へ熱気を注ぐよう、PENICILLINはワイルドにブーストした「Dead Coaster」を演奏。高ぶった気持ちを、もっともっとアゲていけ。そのまま狂い咲け。まさに理性を消し去る衝撃を、PENICILLINは満員の観客たちにぶち蒔けていった。
最後にPENICILLINは「DEATH DANCE」叩きつけ、フロア中を無数の拳突き上がる風景に。黒く激しいダンスビートを相棒に、絶叫飛び交う中、身体と身体をぶつけあう祭りの様を描きあげていった。メンバーと観客たちによる「DANCE DANCE DEATH DANCE」と荒ぶる声を上げてのやりとり。互いに感情を剥き出しに宴の中で暴れ祭る。まさに、熱狂が支配する祭りの風景がそこには生きていた。

アンコールでは、O-JIROセレクションナンバーをお届け。披露したのが、祭りビートを持った「WARNING」。激しく疾走する跳ねたビートの上で、HAKUEIが煽るように歌をぶつけだす。身体を熱く騒がせる楽曲へ触発され、フロア中の人たちも身体を小刻みに揺らしていたのも印象的だ。今宵は徹底して「祭り」を意識。その姿勢が嬉しいじゃない。
続いて披露したのが、「ロマンス」だ。会場中の人たちが、メンバーと一緒に歌を口ずさみながら、気持ちに興奮のアドレナリンを注ぎ込む。フロアのあちこちで揺れる手の花は、彼らへ想いを捧げる証。何時だって「ロマンス」は心に火照った陶酔を与えてゆく。大きく花開いた無数の手の花が、その想いを示していた。

ふたたびアンコールへ。PENICILLINが最後に届けたのが、「FOR BEAUTIFUL MAD HUMAN LIFE」。猛々しいO-JIROのドラムビートに導かれ、気持ちが騒ぎだす。身体を突き刺す千聖の弾く荒々しいキターリフが、感情を滾らせる。HAKUEIの煽りを受け、誰もが身体を揺さぶり騒ぎ続ける。さぁ、激しく身体を折り畳み、このまま熱狂の黒い渦の中へ呑み込まれてしまおうか。

PENICILLINが夏を取り戻せと「祭り」をテーマにライブ。満員の観客たちとPENICILLINの荒ぶるライブの熱気で、会場は猛暑ならぬサウナ祭り!PHOTO: Takatsugu Kanda  画像 4/4

熱気と熱狂を重ね、真夏を取り戻すような「祭り」を今宵のPENICILLINは見せてくれた。9月に入って以降も、PENICILLINは様々な動きを用意している。中でも、11月6日 に発売が決定したミニアルバムの完成が今からとても楽しみだ。


TEXT:長澤智典

PENICILLIN WEB
https://www.penicillin.jp/
PENICILLIN twitter
https://twitter.com/PENICILLIN_info

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