絶妙なグルーヴ感とリズム感、ヒリヒリと熱を帯びたバンドサウンドにのせて、北村匠海の激しくも伸びやかなヴォーカル。そこから生まれるのは圧倒的なエネルギーで、DISH//ファン、そして他ユニットのファンまでも否応なくそのエネルギーを受けて大きな盛り上がりの渦を作り上げていく。『EBiDAN THE LIVE 2019 〜Summer Party〜』Photo by 笹森健一、小坂茂雄、草間智博 画像 10/11
続けて登場したのはM!LK。
わちゃわちゃ楽しそうに盛り上がりを見せ、ハイテンションで1曲目「テルネロファイター」を披露。
その後もメンバー同士でじゃれあったり、肩を組んだり、M!LKらしく自由に、楽しそうにわちゃわちゃとステージを楽しむ姿を見せる。
MCでは新たなメンバーカラーを紹介しながら、時にメンバーのMCに突っ込みを入れ合ったりしながらも、進行していく。
2020年4月春ツアーが決定した事をこの日初告知をしつつ、最新シングル「かすかに、君だった。」を披露。夏らしくも切なさを感じるラブソングを表現力たっぷりに歌い上げた。
ラストに登場したの超特急。
メンバー紹介の動画の後、ゆっくりとステージがせり上がり登場したメンバーたちは、存在感と迫力たっぷり。
EBiDANのユニットの中でも特に勢いのある活躍を見せる超特急だからこそ感じるものだろう。
そんな超特急は「Booster」などひたすらかっこいい楽曲から、「超えてアバンチュール」など超特急らしさの1つである変顔や面白いダンスや仕草が特徴的な楽曲などを披露。そうした中、合間にはヘドバンをさせて観客のテンションを上げたり、「みんなで1つになろうぜ!」と観客と心を合わせ、ペンライトを使ってウェーブを作るなどして一体感を作り出す事も忘れない。
また超特急らしいチームワークの良さも時折垣間見え、絶妙な掛け合いやアドリブなども連発。「超えてアバンチュール」でリョウガが1人のメンバーをランダムに選ぶ場面では、乙女な仕草をしながらユーキを選び、選ばれたユーキはなぜか会場に向かって真顔で“かめはめ波”を放つ姿を見せていた。『EBiDAN THE LIVE 2019 〜Summer Party〜』Photo by 笹森健一、小坂茂雄、草間智博 画像 11/11
ラストは出演全ユニットによる「恋のDing Dong」など4曲をメドレーで披露。
ダンスバトルなども挟み、EBiDANメンバーによるコラボレーションをたっぷりと楽しみながら、この日のライブは大円満を迎え、幕を下ろした。
昨今個人でも様々な活躍を見せているEBiDANメンバーだが、個々のユニットの活動もかなり切磋琢磨を重ね、それぞれがクオリティの高いパフォーマンスを見せており、音楽好きリスナーからも一目を置かれているグループも多い。
個人としても、ユニットとしても大きな注目を集めているEBiDANを一気に楽しめる今回のようなイベントは、今後ますます希少価値が高くなっていくだろう。
今後の彼らの活躍からも、引き続き目が離せなそうだ。