6月5日に発売されたミニアルバム「大きな玉ねぎの下で」を引っさげ、今月3日からスタートしたサンプラザ中野くんの東名阪札を回るワンマンツアー「サンプラザ中野くん Style #4」が、本日の東京PLEASURE PLEASURE公演でファイナルを迎え、満員の観客の前で2時間、全17曲を披露した。
去年のツアーから約1年ぶりの開催となった今ツアーは東名阪に加え、札幌公演も追加され、ツアーファイナルの東京PLEASURE PLEASUREは前回以上にチケット入手困難な公演となった。
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ライブの幕開けは、爆風スランプ当時の定番オープニング曲『えらいこっちゃ』。のっけから客席もヒートアップ。爆風スランプのデビューシングル『週刊東京「少女A」』、『月光(2019 Ver.)』、『旅人よ〜The Longest Journey』とエネルギッシュなナンバーを続けたあと、ひと息ついてMCへ。
メンバー紹介を交えながら、「満員だよー、ありがとう。懐かしい曲から何から、今日歌う曲はほとんど爆風スランプの曲ですが(笑) 。皆さんにあえてうれぴー!」とファンへの感謝を伝え、続いて学校をテーマにした楽曲『夕焼け物語』、『涙の陸上部』、『転校生は宇宙人』3曲を続けて披露。特に『転校生は宇宙人』はイベントライブでもなかなか聴くことのできない、久しぶりに披露される楽曲で、フロアから驚きの歓声があがっていた。
コンドームメーカーのオカモトとコラボレーションした新曲「岡本と友だち(感動無限大∞)」の曲前MCでは、サンプラザ中野くんが、「我々は、俳優の岸谷五朗を中心にエイズに対して正しい知識を持って行動しようとAct Agains Aidsという活動をやっているんですが、“オカモトラバーズ研究所”はその活動に理解を示してくれてます。それが縁でコラボする事になり、『多くの人に勇気を持ってコンドームを着けてもらおう!』をテーマにしたのがこの楽曲です」と丁寧に語り、熱いロックソングを披露。
続いては、ファンにとって馴染み深い『美人天国』、『ひどく暑かった日のラブソング』、『まっくろけ』、『リゾ・ラバ-resort lover-』とたたみかけた後、「ランナーを歌って幸せになろうではありませんか!」と呼びかけて『Runner(平成30年 Ver.)』を満員の観客とともに熱唱。
会場のボルテージが最高潮に達した勢いのまま、こちらもライブで聴けるのはレアな『オクトパスサマー』が演奏され、大いに盛り上がったまま本編が終了した。
息つく暇もなく客席からのアンコールに導かれ、パッパラー河合(Gt)扮するロンドンから来たという設定の“女王様”が登場。クイーンの名曲を日本語訳した『女王様物語(QUEEN サンプラザ中野くん直訳 アコースティック Ver.)』を演奏した。
ダブルアンコールは新録ミニアルバムが今年リリースされた『大きな玉ねぎの下で(令和元年 Ver.)』を披露。最後のMCで「アンコールありがとう!サンプラザ中野くん、年内にもう一回ライブをやります! 12月13日の金曜日、34年ぶりに13日の金曜日にライブをやります!」とサプライズ発表されると観客は大興奮。今日一番の大きな拍手と歓声が起きた。
