谷中が「紹介します。スペシャルゲスト、桜井和寿!」と呼び込むと、上手から桜井和寿が颯爽とステージに登場する。会場中からこの日いちばんの大歓声が沸き上がる。もちろん披露された曲は「リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)」だ。桜井和寿が素晴らしい歌声を響かせながら同時に観客のことも煽っていく。
そんな日本最高峰のボーカリストの歌声とパフォーマンスにスカパラメンバー全員がずっと笑顔で演奏している。桜井和寿は下手側の花道へ行ったり、上手側の花道へ行ったりとステージ全体を使ってスタジアム中に歌声を届けていく。最後は桜井和寿のジャンプで曲が締められ、ステージ上では谷中と桜井和寿が抱き合うシーンも。桜井和寿は「楽しんでって!スカパラ最高!」と叫んでステージを後にした。
初披露された「リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)」は、実はレコーディング以来、一度もいっしょにパフォーマンスはされておらず、この日のライブでもリハーサルは行われていないことから、まさに音楽家としての力量が試される一発勝負の場であった。
「スカパラ最後の曲です。最後まで楽しんでってね!」と加藤隆志(G)が観客に言うと同時に、ラストナンバーの「ペドラーズ」が披露される。朝イチからこんなに盛り上がって最後まで体力がもつのかというくらい観客も踊りまくっている。
演奏終了後、谷中が「最高の景色をありがとう」と観客に感謝の思いを伝えたあと、ある意味スカパラのステージ上での恒例行事となっている谷中のセルフィー撮りが行われることに。「桜井くん!」と桜井和寿を再びステージ上に呼び込み、数万人の観客をバックに最高の笑顔のスカパラメンバーと桜井和寿が記念写真を撮影。
スカパラのサマソニステージに桜井和寿降臨! 画像 17/18
10人の男たちがステージを去ったあと、MCのサッシャが「サマソニ20年の歴史のなかで、最強のオープニングだったのではないでしょうか!」と言っていたが、まさにその通りの熱狂が生み出されていた。
「リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)」の歌詞の一節に『しあわせよ、こんにちは。そばにいて』というフレーズがあるが、ステージ裏で谷中が最後に言ったひと言がこの日のライブを物語っていた。
「しあわせが、こんにちはしたな!」と。
スカパラのサマソニステージに桜井和寿降臨! 画像 18/18
SUMMER SONIC 2019
東京スカパラダイスオーケストラ
SET LIST
01. DOWN BEAT STOMP
02. スキャラバン
03. Glorious
04. Paradise Has No Border
05. 銀河と迷路
06. 遊戯みたいにGO
07. リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)
08. ペドラーズ










