重いビートの「DDU-DU DDU-DU」やアラビアンな「FOREVER YOUNG」の妖艶さで出だしから観客をノックアウト! 長い手足が曲線を描くダンスや小悪魔的なラップにも思わず心を奪われる。だが“歌で勝負!”と言うように「STAY」などもセレクトし、4人並んでのボーカルでは、しっとりした質感や浮遊感もまとわせる。また中盤からは「Kill This Love」や「Kick It」といった楽曲で、パートごとに色を変える歌声やフォーメーションダンスなどを武器に女性らしさも荒々しさもミックスしてゾクゾクさせると、勢いそのまま「BOOMBAYAH」などでエキゾチックに刺激的な全9曲を締めくくった。ちなみに彼女たちは日本語MCのキュートさも抜群。はにかんだ笑顔にとろけた人も多かったはず。
●AAA
大歓声に包まれ登場すると前のめりに「No Way Back」から!レーザーが空を切り、トリッキーな展開で進む「SHOUT & SHAKE」では日高光啓がラップで吠える。と、ここで「恋音と雨空」。美しいストリングスを背景にドラマチックなボーカル&ダンスで見えない雨を降らしてクールダウン。また「LIFE」などでは5人がフロートで会場を一周し、手を振って特別な時をファンと分かち合う。会場を魅了する一方、MCはアットホームな雰囲気で、西島隆弘は世界的名曲の替え歌まで……。しかも続く初披露の新曲「BAD LOVE」ではラテンの曲調に情熱的な歌声と振りで“大人のAAA”を放ち歓声は大きくなる一方だ。「GAME OVER?」と「DEJAVU」の2曲で上昇気流に乗りフィナーレへ!ワイルドかつ魅惑的に歌い踊る渾身のステージングで大団円を迎え、花火も打ち上がり沸点を超えて「a-nation 2019 大阪」初日は幕を下ろした。
この日は上記9組のほか、シューティングアクトとして鈴木瑛美子と、DJ KOOを迎えたlol-エルオーエル-らも参戦。
