2019.08.18 公開
超特急、『EUPHORIA』ツアーファイナルを迎え遂に全国開通!

超特急 Photo by 米山三郎、深野輝美  画像 1/12

4月より全33公演で10万人を動員する全国ホールツアー『EUPHORIA〜Breakthrough, The Six Brave Stars〜』を行ってきた6人組ダンス&ボーカルグループ・超特急が、8月17日に沖縄コンベンションセンター劇場棟にてツアーの最終公演を開催した。

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この沖縄公演をもって、結成当初からの悲願である47都道府県全国開通(=ライブ進出)を果たす彼らだが、折からの台風10号の影響によりフェリーが欠航し、舞台セット等の機材搬入が不可能になったことが事前にアナウンス。大幅な演出の変更に加え、未だかつて例のないほどシンプルなステージでのライブを余儀なくされたが、これまで幾多の困難を乗り越えてきた彼らの肝の据わりようは並ではない。ライブ前に行われた囲み会見で「全国開通を達成するファイナルなので、内容は少し変わってしまうかもしれないけれど、今まで以上により良いライブを見せようとみんなで考えました。逆にワクワクしています」とカイも語っていたように、この前代未聞の試練を逆手に取って、文字通り“この日だけのスペシャル”なステージを展開。限られた条件の中で工夫を凝らした夏感200%増しのステージングと、欠けた演出の分を自らの声と肉体で補おうとする全力パフォーマンスで、日本最南端に集まった1700人の8号車を歓喜させた。さらに、沖縄と縁あるユニット・シーサー☆ボーイズも登場し、終演後にはメンバーであるタクヤ出演の映画『どすこい!すけひら』の主題歌を担当することも発表。メンバー、スタッフ、そして8号車全員が持てる力を結集させて、互いの絆を確かめ合った超特急史上稀に見る伝説的ライブで、ツアーのフィナーレを見事に飾ってみせた。

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全33公演が秒速完売となった今回のツアー。特に最終日となったこの日は、全都道府県開通の記念すべきライブを見届けようと日本全国から大勢の8号車が詰めかけ、客席には期待と同時にイレギュラーな公演となることへの不安が入り交じった独特の熱気に満ちていた。そして“TOUR FINAL!”の文字に続いてスクリーンに日本地図が描き出され、Tokyoから飛び出した6色の光がOkinawaに吸い込まれると、全国開通を祝う大歓声が。そして舞台袖からアロハシャツに黒パンツと、南国ムードを全身で表したメンバーがステージにあがる。

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「ここ沖縄がファイナルだ! 今までもたくさんのことを俺たちは乗り越えてきた! だから今日ここでも、お前らと一緒に乗り越えていきたい! 最高の日にしようぜ! 行くぜ、沖縄!」

そうタクヤが今ツアー一番の気合で叫べば、メンバーカラーのレーザー光線が場内を飛び交い、超特急屈指の人気ライブチューン「超えてアバンチュール」でツアーファイナルの幕は開いた。ステージを右へ左へと駆け回って客席を煽る彼らに負けじと、8号車の声とペンライトの光も凄まじい勢いで場内にあふれ、その熱量が早くも“伝説”の誕生を予感させる。

超特急、『EUPHORIA』ツアーファイナルを迎え遂に全国開通!超特急 Photo by 米山三郎、深野輝美  画像 4/12

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続いてコミカルなパンチ力抜群の「SAY NO」、ダンサー陣の切れ味鋭いラップが衝撃的な「Booster」とハイテンションなナンバーを畳みかけるが、前者ではユースケが務める鬼教官役をタクヤが務めてワイルドな蹴りやパンチを繰り出し、後者ではユースケのパートをメンバーと8号車全員でパフォーム。6月半ばより体調不良のためユースケが活動休止に入り、残念ながら全員揃ってのツアー完走が叶わなかったが、ライブ前のユーキいわく「最初は不安だったけれどメンバー全員で助け合って、何よりも8号車という最高の味方がいたから、だんだん楽しくなっていって。ステージに立って存在を証明し続けたいなという気持ちが強くなって、それがだんだん自信にもなっていった」とのこと。ファイナルにあたり“頑張って”という連絡もユースケから受け取ったそうで、彼と8号車に恥じないライブをしようというメンバーの気合は、この日も十二分。カイも「いざ5人でライブを再開してみたらユースケ推しの黄色いペンライトやTシャツもすごくたくさん見えて、すごく幸せだなと思った。ユースケが8号車の皆さんにたくさん愛を叫んで与えていたぶん、ユースケ推しの8号車の方が今、5人の僕たちに対して愛を還元してくれているんだなって、すごく愛を感じてるツアー後半になってます」と想いを打ち明けてくれていた。

その愛をさらに8号車へ返すべく、ハードな「Kiss Me Baby」にスイートな「Pretty Girl」と両極に振り切ったラブソングを届ける彼らが立つステージには、浮き輪とタオルで飾られた山台と、その背景にもカラフルな浮き輪が天井から下までズラリ。タクヤの「この浮き輪が沖縄感を前面に出してる!」という言葉も納得で、会見でユーキも「最初はセットも山台も無い素舞台だっていう話だったんで、今日来てみたら“まさかこんなに作ってくださるなんて!”と、スタッフさんの愛を感じました。もう、やってやろう!っていう気持ちしかない」と意気込んでいた。とはいえ、メンバーの表情をモニターに大きく映し出す映像演出はなく、リーダーのリョウガは遠方席を気遣って「そこらへんは僕たちの気持ちで補って、あれ? 目の前にいるんじゃん?ってくらい最高のライブにしていこうと思ってるから」と約束する。

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