真摯に生きる人々すべてへの壮大な応援歌「fanfare」に、超特急というグループの最高の存在証明でもある「超特急です!!!!!!!!」と、ラストの2曲では場内一丸となって大合唱。「ファイナルにしてここで灰になる、そんな感じでした!」とユーキが言い置いて緞帳が下りても、想像を遥かに超える超ド級のパフォーマンスに超特急コールは鳴りやまず、再び幕が上がる。ミラーボールが輝く中、タカシが「今、このときしかない。行くぞ!」と壇上から大ジャンプして突入した「Party Maker」では、全員がユースケの顔を巨大プリントした黄色いTシャツを着用。ミラーボールが映す白い光をバックに、ダンサー陣は自由なアクションで魅せ、思いのままにフェイクを轟かせたタカシは「マジでみんな愛してるぞ」と言い残してステージを去った。その言葉に一つの嘘もないことは、この日、メンバーと8号車との支え合いで叶えたステージが何よりも雄弁に証明していただろう。超特急 Photo by 米山三郎、深野輝美 画像 12/12
全国開通を果たした次の目標として、会見で「年末年始に行われる、大阪城2デイズ&国立代々木競技場 第一体育館3デイズのアリーナツアー」と言い切った彼ら。「超特急2020年のオリンピックイヤーを最高の年にできるように、総合演出をやっているユーキを筆頭に、より良いライブをしていきたい」とカイが語れば、「日本の次は世界。近いところで言うとアジアから、世界に羽ばたいていきたい」と続けたリョウガに、タクヤは「いよいよ電車じゃなくなっちゃう!」と返して、取材陣の笑いを誘っていた。目標とするグループやライバルは?という質問に、リーダーのリョウガは「結成当時からメインダンサー&バックボーカルグループとして、史上初だとか唯一無二というのを謳っているので、いい意味で我が道を進んでいきたい」と宣言していたが、この日のライブを観れば頷くほかはない。スタッフや8号車との絆を糧に、どんな逆境も伝説に変える力を持った彼らは、間違いなく唯一無二の存在なのだ。
(文:清水素子)
【セットリスト】
M1:超えてアバンチュール
M2:SAY NO
M3:Booster
M4:Kiss Me Baby
M5:Pretty Girl
M6:Summer love
M7(メドレー)
:Make it hot!
:up to you
:超越マイウェイ
:OVER DRIVE
:Shake body
:Drive on week
:Secret Express
:Fashion
M8:インオキナワ
M9:We Can Do It!
M10:Billion Beats
M11:No.1
M12:Hey Hey Hey
M13:コーシエンノイ
M14:My Buddy
M15:Believe×Believe
M16:浮つきWAVES
M17:Burn!
M18:You know, I know
EN1:gr8est journey
EN2:fanfare
EN3:超特急です!!!!!!!!
WEN:Party Maker
