2018年に日本デビューを飾り、今年4月3日には満を持してJAPAN 1stALBUM『TROUBLE』をリリースした韓国の5人組ガールズグループのEXID。この8月には大阪・名古屋・福岡・東京 の全国4会場5公演ツアー『EXID 2019 Summer Live Tour -TROUBLE-』を開催。ここでは、ツアー初日となった8月11日Zepp なんば大阪での模様をお届けする。
開場前からフロアはEXIDの特製ペンライトを持った観客で埋め尽くされ、会場両サイド壁には、回転するEXIDのロゴがライトで映し出されていた。開演時刻になり、オープニング映像がステージバックにあるスクリーンに流れると観客の歓声が鳴り響き、メインダンサー&サブヴォーカル&リードラッパーのジョンファ、リードヴォーカルのヘリン、リードヴォーカル&リードダンサーのハニ、メインラッパーのエリー、リーダーでありメインヴォーカルのソルジが順番に登場。ホワイトもしくはシルバーを基調とした、それぞれ違う衣装を身に纏い、スクリーン以外は何も無いシンプルなステージで颯爽と踊っていく。
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1曲目「ME&YOU」は今年5月に韓国でリリースされたシングルで、ソルジやヘリンの歌声に、エリーの切れ味良いラップが重なる様が本当にかっこいい。エレクトロなダンスミュージックサウンドで、一気に会場は盛り上がる。5人の相変わらずの美脚にも思わず見とれてしまう。日本語で歌われた「CREAM」では、ソルジとジョンファが踊りながら、互いの手を合わすキュートなシーンも見受けられた。
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「私たちは、EXIDです!」とエリーが大きく呼びかけ、ヘリンも「お久しぶりです~!」と嬉しそうに語りかける。エリーは「私たちが日本語を上手になる前に、ファンの方々が韓国語を上手になってくれている!」と感謝も伝えた。ジョンファも「『TROUBLE』の曲をたくさん準備してきました!」と元気いっぱいに話し、ハニはあまりにも熱狂している観客を「暑いの大丈夫?!」と優しく気遣う。フランクながらも丁寧に接する彼女らの姿勢は本当に素晴らしいが、そんな中でも、突然「チェンジしてくるね!」と衣装などのケアで袖に戻る自由なヘリンも微笑ましかった。そこから、5文字で近況を伝える謎のトーク(!?)が展開され、和気あいあいと脱線しながらも楽しそうに5人は喋っていく。
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トークが一段落したところで、アルバム『TROUBLE』から歌うことが告げられ、まずは表題曲「TROUBLE」へ。m-floの☆Taku Takahashiプロデュースによる楽曲では、エリーのラップも際立ち、何より5人の踊りに痺れる。続く、穏やかなビートの「EVERY NIGHT」では、スクリーンに映し出された緩やかに回るシャングリラの映像とソルジの響き渡る歌声が相まって素敵であった。「Cookie&Cream」では、エリーがラップしている時にメンバーふたりずつ袖近くまで戻り、またすぐ中央に戻り、綺麗な横一列で踊るフォーメーションにも目を引かれた。
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一旦、5人は袖に戻り、スクリーンにはファンへの直筆の日本語での手紙、レコーディングや野外フリーライブ、サイン会、MV撮影時などの模様が映し出される。その間にシースルーのアウターと美脚が映えるホットパンツが特徴的な衣装に着替えた5人が、横一列で体を軽く揺らしながら「The Vibe」をしっとり歌い上げる。エリーが「How You Doin'!? OK?!」と呼びかけてから、少しアップビートな「How You Doin'」へ。可愛らしい声で歌うジョンファが印象的だった。ヘリンが手拍子を求めての「To good To me」では、エリーのラップもクールであったりと、このブロックは全体的に決め決め過ぎずラフなスタイルがアクセントとなっていた。直後のMCでソルジは、「The Vibe」と「How You Doin'」は韓国でのファンサイン会でしか今まで聴けなかった曲で、本日公式では初めて披露した事を明かす。また、「To good To me」も日本語バージョンは本日初披露との事。そんな粋な計らいに観客は大喜びだったし、こういった細かな心配りがあるからこそ、観客は彼女たちを応援するのだ。
