2019.08.08 公開
【ライブレポート】WINNER がひとつの星を掴んだ日。“いつか”と夢見た舞台へ『WINNER JAPAN TOUR 2019』幕張メッセ公演開催!

WINNER(WINNER JAPAN TOUR 2019@幕張メッセ)  画像 1/6

カラッと晴れた天気とは裏腹に、ここ最近は憂鬱になるようなでき事が多かった。テレビを見てもネットを開いても、必要以上に追いかけてくる息苦しい日常。そんな日々に浸食されると、どんな努力も頑張りも全く意味がないような気すらしてくる。

7月28日(日)幕張メッセで開催された『WINNER JAPAN TOUR 2019』は、人々の毎日に光を刺した一夜だった。何万回倒れたって立ち上がって進んでいけば、ハッピーエンドにたどり着けるのではないだろうか。『KCON 2016 JAPAN』の1出演アーティストとして立った舞台にチーム WINNERとして立つことで、そんな希望を観客に提示して見せたのだ。

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会場のライトが落ちると、オープニングの映像がスクリーンを彩った。青いサイリウムが一斉に幕張メッセを埋め尽くす。爆発音が鳴り響くと『EVERYD4Y』のオープニングを飾る「EVERYDAY」が導かれた。MINOの「Are you READY?」という煽りが一気に会場のボルテージをマックスまで持ち上げる。熱を保ったままなだれ込んだのは、力強いダンスで魅了する「BOOM」。その踊りは堂々としていて、何度もこのステージに立ち続けてきたのではないかという貫禄すら感じさせた。

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衣装チェンジを挟み、ポップな楽曲でWINNERらしさを魅せる中盤へと突入。スーツ姿の彼らが連れてきたのは「MOLA」だ。チームワークのいいパフォーマンスは、研修生時代を超えて築いてきた絆の強さを感じさせる。切ないバラードの「WE WERE」はトロッコに乗って、アリーナを回遊しながら披露。思いがけないサプライズに観客の歓声も一斉に大きくなる。それすらも包み込むように、JINUの歌声は高い透明度を保って会場中に響き渡った。


一段と彼らの姿を強く刻んだのは「MOVIE STAR」だ。“どうなろうと 俺が主人公”という歌詞は、苦しいときも辛いときも越え今にたどり着いたWINNERを彷彿させる。自分という映画のストーリーを生きている彼らだからこそ、創れる景色が幕張メッセには広がっていた。

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終盤を封切ったのは8月7日にリリースされる『WE』のリードトラックであり「AH YEAH」。“YEAH”というという掛け声により、会場の熱気はさらなる高みまで上り詰める。HOONYのラップが聴衆を圧倒する「IMMATURE」、会場中がシンガロンに包まれる「MILLIONS」とライブは進んでいく。ラストを飾ったのは、GAONにて韓国の男性アイドル初1億回再生を成し遂げた「REALLY REALLY」。“愛してる”、“信じてる”と唱えられる言葉は、ただの歌詞ではなくINNER CIRCLEへと誓いのように響く。約3時間、満身創痍のステージングで観客を圧倒したのだった。

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YOONはMCで「僕たち歌手はお客さんのエナジーを受けて、さらに興奮してよりいいパフォーマンスができるんです」と語っていた。応援を自分の血肉にするだけでなく新たなパワーへ還元できるから4人だからこそ、人々の日々に光を刺してくれるのではないだろうか。
幕張メッセ公演は終わってしまったが、彼らの躍進劇はまだ続いていく。心がどんよりと曇ってしまいがちな現代だからこそ、ぜひ彼らの光に当たってほしい。

(取材/文:坂井彩花)

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